【個別銘柄】東芝、ミレア、新日無、地銀株、インテック、高島屋

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

東芝(6502):59円(8.8%)安の613円。下げ率は1991年8月の9.6%以来最 大。半導体世界最大手インテルが、米メモリー大手のマイクロン・テクノロジーと合 弁会社を設立して、携帯音楽プレーヤー「ⅰPod(アイポッド)」向けのNAND 型フラッシュメモリー(電気的に一括消却・再書き込み可能なメモリー)を供給する ことが明らかになり、東芝の牙城が崩されるとの連想が働いた。

ミレアホールディングス(8766):午後下げ幅を急拡大し、9万円(4.3%)安 の201万円で終了。米で発生した大型ハリケーン「カトリーナ」の影響で海外保険事 業の収益が悪化。06年3月期の利益予想を下方修正した。

新日本無線(6911):74円(7.9%)高の1013円と連日の大幅高。村上世彰氏 率いる投資ファンドが株式を公開買い付け(TOB)すると前日に表明したことを受 けて、先にTOBをしている日清紡が対応策として取得価格を引き上げるとの期待が 高まった。

地銀株:京都銀行(8369)が19円(1.5%)高の1250円など幅広い銘柄が上昇。 中間決算の発表に伴って通期の業績見通しを上方修正する銘柄が多く、デフレ脱却の 恩恵を強く受けると再認識された。消費者物価指数も早々に上昇に転じるとみられて おり、こうした期待を先取りする形で買われた。

インテック(9738):157円(11%)高の1524円。金融関連からのソフトウエ ア開発の受注が増え、9月中間期決算で計画通り業績が進ちょくしていることが確認 できた。財務内容も良く、業界平均並みのPER(株価収益率)まで株価が上昇する 可能性もあるとみられた。

高島屋(8233):55円(3.1%)高の1825円。メリルリンチ日本証券が新規で 「買い」の投資評価を付与したことから、足元の業績好調に投資家の関心が向かい、 業績上乗せ期待も広がった。

ソフトウェア・サービス(3733):500円(11.7%)高の4760円とストップ高 (値幅制限いっぱいの上昇)。ゴールドマン・サックス証券が「アウトパフォーム」 で投資評価を開始したことをきっかけに、電子カルテ市場の拡大で恩恵を受ける企業 と注目された。

三菱鉛筆(7976):162円(14%)高の1275円。22日付日経産業新聞が、携帯 電話向けの燃料電池の部品を量産すると報じたため、新しい収益源に育つとの期待が 高まった。

日本ERI(2419):4万6000円(6.9%)高の71万3000円。千葉県の建築士 がマンションやホテルの構造計算書を偽造していた問題を受けて、建築物の検査需要 が高まるとみられた。

ライブドア(4753):33円(6.8%)高の519円。UBS証券が21日付で目標 株価を600円から700円に引き上げたことをきっかけに、事業の選択と集中による収 益性改善を評価する動きが広がった。

カプコン(9697):65円(5.4%)高の1275円。連結子会社の特別清算が終了 したことに伴い、06年3月期の純利益予想を従来の2.3倍に上方修正した。その結 果、PER(株価収益率)など株価指標が割安になったとみられた。

シダックス(4837):6600円(8.5%)高の8万4400円。経費削減により9月 中間期の業績が計画を上回る見通しになったと発表。収益性の向上によって今後も利 益を伸ばしていくとの期待が高まった。

カノークス(8076):17円(4.0%)高の441円。鋼材販売価格が上昇した結果、 9月中間期の連結経常利益は前年同期比36%増の13億円と過去最高。通期予想も大 幅に上方修正したため、収益の拡大が続くとみられた。

ジーンズメイト(7448):300円(18%)高の2010円と一時ストップ高(制限 値幅いっぱいの上昇)。終値は1990円。気温の低下とともに高単価のジャケットな どが売れ行きを伸ばしており、11月の既存店売上高が前年同月比5%増と2カ月連 続でプラスになった。足元の業績回復とドイツ証券の目標株価引き上げを手がかりに 買い進まれた。

パイオニア(6773):32円(1.9%)安の1646円と反落。デジタル家電業界の 競争激化を背景に主力のプラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)事業が不振。業 績が急速に悪化するなか、経営トップを入れ替える人事を発表した。しかし新体制の もとで即効性のある立て直し策が講じられるかが依然不透明で、収益回復への道は厳 しいとの見方が多い。

エバタ(5278):80円(30%)高の345円とストップ高(制限値幅いっぱいの 上昇)。雨水貯留浸透製品など管路製品部門や生コンクリート、セメント・建材部門 が予想以上に好調で、赤字を見込んでいた9月中間期の経常損益が黒字に転換したも よう、と発表。株価水準が低く手がけやすいと個人投資家が買った。

OBARA(6877):305円(9.2%)安の2995円と急落。連結経常利益が前期 比16%減少する06年9月期の業績計画を発表。過去最高益を更新した前期の延長で 業績拡大を予想していた投資家から失望売りが出た。

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