新日無株が連日急騰、日清紡のTOB上げ期待-村上ファンド対応(2)

新日本無線の株価が連日で急騰している。一 時前日比で10%超の値上がりとなった。村上世彰氏率いる投資ファンドが株式を公 開買い付け(TOB)すると前日に表明したことを受けて、先に新日無にTOBを している日清紡が対応策として取得価格を引き上げるといった期待が膨らんでいる。

新日本無線の株式には買い注文が相次ぎ、一時ストップ高(値幅制限いっぱい の上昇)寸前の99円(10.5%)高の1038円まで上昇した。今年最高値を付けた6 月10日(1058円)以来5カ月ぶりの高値になる。株価は前日に村上ファンドのT OB表明を受けてストップ高となる100円高で取引を終えていた。

午前10時2分現在で同61円(6.5%)高の1000円で取引が進んでいる。値上 がり率は東証1部8位、売買代金は16億5000万円。

市場は新日本無線の連日高について「村上ファンドに対抗策を出された日清紡 が、TOBを成功させるために買い値を引き上げるといった期待が出ているのが背 景とみられる」(小林治重・丸和証券調査情報部長)とみている。

村上氏が代表のエム・エー・シーは21日、新日本無線の株式を1株900円で 11月21日から12月15日までTOBすると表明した。新日本無線にはすでに日清 紡が1株840円で11月9日から11月29日までTOBを実施中。村上ファンドは日 清紡の価格が新日本無線の価値を評価していないなどとして、対抗策を示した。

これに対応して日清紡がTOB価格を上げるのではないかといった観測が市場 に出ており、この日の新日本無線株の買い優勢につながっている。

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