飛島建設:350億円調達、UBSにMSCB-優先株の希薄化抑制(2)

経営再建中の飛島建設は22日、修正条項付の 転換社債型新株予約権付社債(MSCB)350億円を発行すると発表した。UBS AGロンドンが全額を引き受ける。過去に発行した優先株の普通株式への転換開始 を控えて、1株当たり価値の希薄化を抑える原資を確保する。

MSCBの発行日は2005年12月8日、償還日は2007年12月7日の2年債。 利率(クーポン)はゼロで、全額をUBSが引き受ける。転換価額は12月8日まで の5営業日の売買高加重平均価格(VWAP)を基準に下限と上限を決定する。こ の範囲内で発行後、月2回修正される。当初価額は203円とする。

飛島建設では、過去に発行した優先株3種計311億円が2007年10月から普通 株への転換が順次可能になる予定で、これによる希薄化を抑制することに調達資金 を使う。優先株消却といった方法が選択肢としてあるが、優先株の保有者の意向も 含めて具体策を今後、検討する。

今回のMSCBが当初転換価額ですべて株式に転換したと仮定すると、1億 7241万4000株の新株が発生する。これは現在の発行済み株式の95.1%に相当する。 このMSCB自体による希薄化を抑制する策としては、UBSが自身の顧客基盤を 活用して取引所外で転換した株式を販売するといった対応をとる。

飛島建設の株価終値は、前日比7円(3.5%)安の195円。

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