米株見通し:ナスダックは4年ぶり高値から下落も―ハイテク業績鈍化

先週4年ぶりの高値を付けたナスダック(店 頭市場)総合株価指数は、一部の大手ハイテク企業の収益鈍化を受け、下げに 転じる可能性がある。

マイクロソフトの先月の予想によると、同社の今年度の1株利益は横ばい となる見込み。アナリストの間では、インテルやシスコシステムズの増益率も 2001年以来で最小になると予想されている。デルの増収率は、過去6四半期連 続で低下した。

グーグルの株価の400ドル突破や、22日のマイクロソフトの家庭用ゲーム 機「Xbox360」の米国発売予定を手掛かりに高まった投資意欲は、こうした ハイテク企業の低調な見通しで衰える可能性がある。

USAAプライベート・インベストメント・マネジメントの運用担当者、 ボブ・シットコー氏は、「ハイテク企業はみな、来年にかけて圧力に直面する」 と指摘し、「ハイテク株への関心はあまり高くない」と述べた。

コンピューター関連株が時価総額の45%を占めるナスダック総合指数は先 週、5週連続で上昇し、前週末比1.1%高の2227.07と2001年6月以来の高値 で終了した。S&P500種株価指数は同1.1%高の1248.27と、4年ぶりの高値。 ダウ工業株30種平均は同0.8%高の1万766ドル33セントと、3月以来の高値 で終了。

株式相場の先行き楽観論は3週連続で増加し、11日終了週は53.1%と、前 週の50.6%を上回った(インベスター・インテリジェンスまとめ)。

感謝祭の祝日

今週は、11月24日が感謝祭の祝日で休場となり、翌日も取引が3時間短縮 されるため、売買高は比較的低調になりそうだ。

経済指標が相場の方向性を左右するかもしれない。今週は米民間調査機関 コンファレンス・ボードが21日に10月の米景気先行指標総合指数(LEI) を発表するほか、クリスマス商戦開始2日前の23日には、ミシガン大学が消費 者マインド指数を発表する。また、22日には11月1日に開催された米連邦公開 市場委員会(FOMC)の議事録が公表される。