村上ファンド:新日無にTOB、167億円で株47%-日清紡に対抗(4)

村上世彰氏率いる投資ファンドは、新日本無 線の株式を公開買い付け(TOB)する。総額で167億円を投じて発行済み株式の 47%取得を目指す。新日本無線には日清紡が現在TOBをかけており、村上ファン ドはより有利な条件で日清紡に対抗する形になる。

21日付の日経新聞に掲載された公告によると、村上氏が代表を務めるエム・エ ー・シーは、新日本無線の株式を1株900円で11月21日から12月15日まで公開 買い付けする。取得予定株数は1856万5000株。

新日本無線の株価18日終値は839円で、TOB価格は61円、率にして7.3% 高い水準。買い付けなどの決済は立花証券。

日清紡は8日、新日本無線に1株840円でTOBを実施すると発表している。 期間は11月9日から11月29日。このTOBには親会社で発行済み株式の過半数を 保有する日本無線が応募することを決議している。また、新日本無線自体も日清紡 のTOBに賛同の意を表明している。

このなかで村上ファンドは、株主にとってより有利な条件で新日本無線にTO Bをかけることになり、新日本無線の株式をめぐり日清紡と争うことになる。

新日本無線の株価は大幅に上昇している。一時前週末比で69円(8.2%)高の 908円まで値上がりした。7月28日(925円)以来ほぼ4カ月ぶりの高値を付けた。 午前9時47分現在で同68円(8.1%)高の907円で取引が進んでいる。値上がり率 は東証1部9位、売買代金は4億6700万円。