米グーグル株が初の400ドル突破、ネット広告の急成長などで買い

米国株式市場で、インターネット検索エ ンジン運営の米グーグル株が上昇し、初の400ドル突破を果たした。オンライ ン広告の急成長と、検索エンジン以外への業務多様化への期待を背景に買いを 集めた。

17日のグーグルの株価はニューヨーク時間午後4時現在、前日比5.30ド ル高の403.45ドル。1998年に米スタンフォード大学の寮で創立されたグーグ ルは、現在では最も利用されている検索エンジンを運営する企業に成長し、昨 年8月には公開価格85ドルで新規株式公開(IPO)を果たした。

グーグル(カリフォルニア州マウンテンビュー)の株式時価総額は、現時 点で1192億ドル(約14兆1700億円)。ネットワーク機器最大手、シスコシ ステムズを上回る。四半期の純売上高は過去7四半期、倍増を続けている。同 社は成長維持を目指し、オンライン決済サービスなど新たな分野への参入を検 討している。

パイパー・ジェフリーのアナリスト、サファ・ラシュチー氏はリポートで、 「グーグルは毎四半期、予想を上回る勢いを見せ、競争の激化より速いペース で成長しており、同業他社より高い収益性を維持している」と評価。同氏はグ ーグル株の投資判断を「アウトパフォーム」に指定した。株式は保有していな いという。

テクノロジー企業の株式時価総額を比較すると、グーグルよりも上位に位 置するのはソフトウエアのマイクロソフトや半導体のインテル、コンピュータ ーサービスのIBMのみ。テクノロジー関連以外の企業と比較すると、グーグ ルの株式時価総額は清涼飲料のコカ・コーラや銀行のウェルズ・ファーゴを上 回る。

グーグルは16日、個人広告や求人情報をユーザーが掲載できるウェブサ イト、「グーグル・ベース」を発表した。またオンライン決済システムなど新 たな取り組みを明らかにした。

シティグループ・インベストメント・リサーチ(サンフランシスコ)のア ナリスト、マーク・マハニー氏は、「グーグルが新しい事業への取り組みを公 式、もしくは非公式に打ち出すたびに、事業拡大の機会が広がるとの見方から 投資家は歓迎する」と述べた。さらに、「新しい商品の兆候が増えることは、 株価にとってプラスだ」と加えた。同氏はグーグル株の投資判断を「買い」と した。株価は保有していないという。

--共同取材 ニューヨーク Ari Levy Editor: Antonelli

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