上海の銅先物相場:反落-中国備蓄局による売り増し観測を嫌気

17日の上海銅先物相場は反落した。中国政府が、 16日に2万トンを競売により放出したのに続き、銅在庫をさらに売却すると発表したこ とが嫌気された。

国家発展改革委員会(国改委)は16日、ウェブサイトで、中国国家備蓄局(SR B)が23日に銅2万トンを競売によって放出する予定であることを明らかにした。SR Bは16日にも2万トンを売却している。中国は、世界最大の銅消費国。

上海東亜フューチャーズのトレーダー、袁芳氏は「銅相場の上昇は消費を抑制し、 中国経済に影響を与える可能性がある。売却の最終的な目的は、銅先物価格を押し下げ ることだ」と指摘した。

上海先物取引所の銅相場(1月限)は、前日比最大360元(1%)安の1トン当 たり3万7080元となった。上海時間午前10時31分現在、同3万7190元で取引されて いる。ブルームバーグ・データによると、上海の銅価格は、年初来で 28%上昇している。

中国政府のトレーダーが銅相場の下落を見込み、ポジションを積み上げたことを 受け、政府は海外での取引で最大20万トンの銅を引き渡す必要がある可能性が大きいと、 米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)が報道。これを受け、政府が銅を売 り増すことで銅相場をさらに押し下げ、損失を縮小しようとしているとの観測が高まり、 銅相場が下落した、と袁氏は見ている。

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