投資銀行家とヘッジファンド向けセールス要員が賞与額で首位か-調査

ロンドンに拠点を置く人材あっせん会社、アー ムストロング・インターナショナルの年次調査によると、今年はヘッジファンド向 けにデリバティブ(金融派生商品)の販売を手掛けるセールス要員や複数の種類の サービスについて顧客の相談に応じる投資銀行家が、欧州の投資銀行で最も多額の 賞与を受け取ることになりそうだ。

調査によると、ヘッジファンドへの金利デリバティブ売り込みで好成績を上げ ているセールス要員は最大400万ドル(約4億7600万円)を受け取るとみられる。 マネジングディレクター級の投資銀行家は、複数の商品についての知識があれば 300万ドルを得られる見通しだ。

米ゴールドマン・サックス・グループやリーマン・ブラザーズ・ホールディン グスなどの米証券会社の利益は2000年以来で最高となる見込み。債券トレーディ ングや合併案件の増加が利益拡大につながっているが、アームストロングによると、 誰もが賞与の増加を見込めるわけではない。

同社の調査担当パートナー、エーダン・ケネディ氏は「投資銀行の仕事も、5、 6年前に比べ難しくなった」として、「1990年代や2000年にはM&A(企業の合併・ 買収)関連の仕事が中心だったが、今は資金調達や債券関連が中心になっている」 と述べた。

モルガン・スタンレーやゴールドマン、メリルリンチでは、トレーディングや デリバティブがM&A助言よりも大きな収入源になっている。

アームストロングは金融機関45社の幹部を対象に過去2カ月にわたって聞き 取り調査を実施し、賞与の見通しをまとめた。多くの人が15-20%の賞与増を予想 しているものの、同社によれば、これは標準ではない。「多くのバンカーが間違っ た期待を抱いている」とケネディ氏は述べた。

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