東燃ゼネ:通期利益予想を下方修正-原油高で7-9月の採算悪化(2)

米エクソン・モービル傘下の東燃ゼネラル石油 は15日、2005年12月通期連結業績の利益予想を下方修正した。原油価格の上昇を 製品価格に十分転嫁できず、利益率が従来予想よりも低下することが主因。在庫評価 は原油高を反映して約130億円の利益上振れ要因となる見込みだが、7-9月期の採 算悪化を補い切れないとみている。

連結純利益は前期比59%減の200億円と、従来予想の350億円を下回る見通し となった。営業利益は同53%減の300億円(従来予想は550億円)、経常利益は同 52%減の330億円(同570億円)を見込む。

一方、売上高の見通しは2兆8770億円と、従来予想の2兆8150億円を上回る。 石油製品の年間販売数量は、前回予想とほぼ同レベルを想定しており、前期比でも同 23%増の増収を予想している。

配当総額を維持

配当は50銭の増配を検討している。自己株式の取得後も配当総額を維持する方 針のため。この結果、年間配当の予想は従来の36円から36円50銭に引き上げた。 同社はこの日、100億円、1000万株を上限とする自己株式の公開買い付けを実施する 方針を発表している。

同時に公表した2005年1-9月期の連結純利益は、前年同期比78%減の59億 円だった。営業利益は同89%減の43億円、経常利益は同83%減の43億円に落ち込 んだ。原油価格が急騰した影響で、石油製品の採算が悪化し、617億円の減益要因と なった。

1-9月の連結売上高は、前年同期比22%増の2兆747億円となった。原油価 格の高騰を反映した製品価格の上昇が影響した。

東燃ゼネラル石油の株価終値は前日比6円(0.5%)高の1251円。