GAMアジア太平洋株ファンド、日本株積極投資で好成績-銀行株保有

資産運用会社GAMのアジア太平洋株式フ ァンド(運用資産6億8000万ドル=約800億円)は今年、日本株を積極的に購 入した。1990年以来の高成長に沸く日本への投資が奏功し、同ファンドは同種 のファンドのなかでも高い運用成績を上げている。

ファンドマネジャーのマイケル・ライ氏によると、同ファンドは年初来8000 万ドルを日本株に投資した。8000万ドルは年初の運用資産の15%に相当する額 だった。同ファンドは、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株や 新日本製鉄など鉄鋼株を中心に購入したという。

2005年上期の日本の成長率は平均で4.6%。15年ぶりの高成長を背景に、 日経平均は年初来23%上昇している。香港在勤のライ氏はインタビューで、こ の好調は「持続可能だと思う」として、「とにかく買って、向こう5年間は保有 するのがよい」と話した。

投資戦略が奏功し、同氏のファンドは今年に入り31%上昇。指標としてい るモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)パシ フィック指数の25%上昇を上回る成績を上げている。ブルームバーグ・データ によると、同ファンドはアジアに投資する555ファンドのなかで上位10%に入 っている。

ライ氏は、不良債権処理が終わって内需が回復するなかで、日本の銀行株 は上昇するとみている。同氏のファンドが最も多く保有している銘柄は、三菱 UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループだという。

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