トヨタとホンダ増加、アジア勢シェア過去最高-10月米自動車販売

大手自動車メーカーが1日発表した米国 自動車販売統計によると、10月はトヨタ自動車とホンダが前月比で販売を伸 ばし、アジア勢のシェアを過去最大に押し上げた。米ゼネラル・モーターズ (GM)とフォード・モーターは大幅減だった。

日本と韓国のメーカーを合わせた市場シェアは40%と前年同月の35.9% から拡大した。調査会社オートデータの概算によると、これまでで月ベースで のアジア勢のシェアが最高だったのは8月の39%。トヨタの販売台数は1.3% 増、ホンダは0.4%増だった。業界全体では10月の販売台数は前年同月に比 べ14%減と落ち込んだ。GMとフォードはそれぞれ26%減だった。

コンサルティング会社、プラニング・エッジの自動車業界予測ディレクタ ー、アラン・ボーム氏は「米大手3社には、従業員向け値引き拡大キャンペー ンの反動が来た。トラックへの依存も若干響いた」と述べた。同氏は、GMと フォードに加え、日産自動車もガソリン高によるトラック不振の影響を受けた と指摘した。

モデルチェンジしたトヨタの「アバロン」やホンダの「シビック」など燃 費の良い車種の投入が、トヨタとホンダの販売増を支えた。

全米自動車協会(AAA)のウェブサイトによると、米ガソリン価格は平 均で、前年に比べ22%高い水準にある。クレディ・スイス・ファースト・ボ ストン証券の遠藤功治アナリスト(東京在勤)は、このような状況では、ライ トトラックよりも乗用車の販売の多いトヨタとホンダが有利だと述べた。

乗用車とライトトラックを合わせた10月の販売台数は115万台(年率換 算で1475万台)と、1998年以来で最低だった。

トヨタとホンダの販売台数はそれぞれ17万3086台と11万895台に増え た。日産自動車は17%減の7万2279台。韓国のヒュンダイモーターカンパニ ー(現代自動車)は11.2%減の2万9413台だった。

GMとフォードはそれぞれ、25万3547台と19万9847台に落ち込み、そ れぞれ26%減少した。独ダイムラークライスラーは、クライスラーとメルセ デスベンツ合わせたベースで2.8%減の18万3163台。GM、フォード、クラ イスラーの米大手3社はいずれも、従業員向け値引き拡大キャンペーンを10 月初めに終了していた。

アジア勢10社の合計は45万8899台だった。アジア勢のシェア拡大に対 し、GM、フォード、クライスラー3社のシェアは52.4%と歴史的低水準を 記録した。

ボーム氏は1日のインタビューで、「今から1年後には、GMは世界最大 の自動車メーカーではなくなっているのではないか」と述べた。

--共同取材: Jeff Green, Barbara Powell 、 Bill Koenig

Kae Inoue Editor: Versical

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