レクサス:10月の販売実績2985台、「やや物足りない」との声も

日本自動車販売協会連合会(自販連)が1 日発表した10月の登録車(排気量660cc超、軽自動車を除く)販売実績による と、8月末に開業したトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」は2985台だ った。今年発売の3車種が出そろって初の実績となるが、アナリストからは滑り 出しとしては「やや物足りない」との声も聞かれる。

トヨタは開業と同時に「GS(アリストの後継車種)」、「SC(ソアラの 後継車種)」を発売。9月28日には「IS(アルテッツアの後継車種)」を投 入した。3車種の月間販売目標は合計3000台。クレディ・スイス・ファース ト・ボストン証券の遠藤功治アナリストは「月販目標から見れば、ほぼ計画通り。 ただ、出だしということで言えば、やや物足りなさも感じる」と話す。

開業から10月までの累計販売台数は4548台で、今年の国内販売計画2万台 の23%に過ぎない。残り2カ月で1万5000台以上を販売しなければならない計 算で、「達成には厳しい状況だ」(遠藤氏)。10月27日までの3車種の受注台 数は約9200台だった。IS、GSの納期は2カ月程度で、SCは3-4カ月待 ちの状況。

「IS」

「IS」は10月27日までの1カ月間で月販目標(1800台)の倍近い約 3500台を受注した。「アルテッツァ」の販売は今年1月から6月までで2000台。 単純平均した月販実績(333台)を10倍以上も上回っており、“衣替え”の効 果が出ている。

ただ、GS、SCに比べるとやや見劣りするIS。GSの受注が発売1カ月 後の9月28日に約4000台(月間販売目標は1100台)、SCは約600台(同 100台)とそれぞれ月販目標の4倍、6倍に達していた。2カ月を経た10月27 日時点では、GSが5000台、SCが700台と、それぞれの大台に乗っている。

レクサスのモデルのなかで、ISの価格帯は最も割安な390万-525万円の ため、購入客もGSやSCに比べて年齢層が若いという。また、ISはアルテッ ツァをはじめ、「マークⅡ」や「クラウンロイヤル アスリート」など高級車か らの乗り換えが多く。

一方、GS、SCの購入客は約半分がBMWやメルセデスベンツなどからの 乗り換え。当初の狙いである「輸入車ユーザーからの乗り換え」を実現している のは、現時点ではこの2車種といえる。来年は旗艦車種の「LS(セルシオの後 継車種)」を夏に投入し、電気モーターとガソリンエンジンを併用するハイブリ ッド車種も展開する予定だ。来年は5-6万台、2010年には10万台規模を見込 む。

この日のトヨタの株価終値は100円(1.9%)高の5410円。

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