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米デル:8-10月期の売上高、自社見通しに届かず-株価下落(3)

パソコンメーカー最大手の米デルは31 日、第3四半期(8-10月)の売上高が自社見通しに届かなかったことを明 らかにした。米国の個人需要と英事業の収益が見通しを下回った。株価は時間 外取引で一時、5.2%安となった。

同社によると、同四半期の売上高は139億ドルにとどまったもよう。従 来は141億-145億ドルを見込んでいた。一部項目を除いたベースの1株利 益は39セントと、従来見通し(39-41セント)の下限となった。

デルの売上高が自社見通しを下回るのは前四半期に続き2期連続。ケビ ン・ロリンズ最高経営責任者(CEO)は、値引きによるシェア拡大と収益性 の高い商品の販売の両方をにらみ、難しいかじ取りを迫られている。第3四半 期の増収率11%は、3年余りで最低となる。通期の売上高を600億ドル(約 6兆9900億円)に乗せるという同CEOの目標達成が難しくなってきた。

デル株を含め150億ドル相当を運用するアトランティック・トラスト・ スタイン・ローのチャック・ジョーンズ氏は「突然、長期的な成長見通しの下 方修正を迫られた」と話した。

デルはまた、第3四半期に一時費用4億5000万ドル(1株当たり14セ ント)を計上することも明らかにした。うち3億ドルは欠陥のあるシステムに 関連したものだという。39セントはこれらの一時費用を除いたベースの1株 利益となる。

デルの株価は時間外取引で一時、1.58ドル安の30.30ドルとなった。 通常取引終値は82セント(2.6%)高の31.88ドル。売り上げ拡大のペー スを維持できないとの懸念を背景に、同社株は3カ月弱の間に19%下落して いる。過去3年間は平均で18%の増収を達成していた。

ロリンズCEOは第2四半期(5-7月)売上高が自社見通しを下回った 際に、値引きが行き過ぎたとの見方を示した。第3四半期には高性能・高価格 機種の販売増を目指した。

ルーミス・セイレスで運用に携わるトニー・アーシロ氏は「デルはまだ、 最適な組み合わせを見つけていない」と評した。

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