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米国株見通し:反発か、弱気派増え過ぎで小さなきっかけで反転も

投資家が米国株に対してあまりにも弱気と なっているため、景気や企業業績の好転を示す兆候があれば、米国株は10月の 下落から一転して上昇する可能性がある。

メリルリンチやステート・ストリート・アソシエーツの調査によると、投 資家マインドは10月、1990年代以来で最低に落ち込んだ。弱気派の多さは、既 に売りが一巡している可能性を示唆する。ニューヨーク証券取引所(NYSE) の信用取引の売り残は過去最高水準となっている。

RBCデーン・ローシャーの株式ストラテジスト、フィリップ・ダウ氏は、 「中立または弱気派」の数がここまで増えると、「小さなきっかけでも相場は反 転、上昇するだろう」と話す。

先週は、28日発表された第3四半期(7-9月)の米国内総生産(GDP) 成長率が前期に比べ加速する一方で、個人消費支出(PCE)価格指数のコア 指数は約2年ぶりの緩やかな伸びにとどまったことを受け、株価は月初来の下 げ幅を縮めた。

S&P500種株価指数は先週、1.6%上昇の1198.41で終了。月初からの下 落率は2.5%となっている。

7-9月期の決算を発表したS&P500種構成企業のうち、3分の2は利益 がアナリスト予想を上回った。今週は、米日用品メーカー最大手のプロクター・ アンド・ギャンブル(P&G)や米メディア最大手タイム・ワーナー、米ケー ブルテレビ(CATV)運営最大手のコムキャストが決算を発表する。

月初来、ダウ工業株30種平均は1.6%下落、ナスダック(店頭市場)総合 指数は2.9%下落。両指数はともに先週は上昇し、下げ幅を縮小した。ダウ平均 は1.8%高の10402.77ドル、ナスダックは0.4%高の2089.88で終了した。

18日に発表されたメリルリンチの調査では、米国株に対する世界の投資家 の弱気度は6年余りで最高に達した。ステート・ストリートの投資家信頼感指 数も10月、1998年の算出開始以来で最低に落ち込んだ。米ニューズレターのイ ンベスターズ・インテリジェンスの投資アドバイザー調査では、米国株投資家 の楽観度は21日終了週まで5週連続で後退した。

シティグループ・インベストメント・リサーチの米株チーフストラテジス ト、トビアス・レブコビッチ氏は、投資家の弱気は今月、「パニック」と呼べる 水準にまで達したと指摘。半年後の株価は85%の確率で、現在よりも高くなる との見方を示した。

--共同取材:Monica Bertran 、 Dune Lawrence

Editors: Wilson

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