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第3四半期の米企業決算は15%増益へ、エネルギー関連企業好調

米調査会社トムソン・ファイナンシャルが まとめたアナリスト予想によれば、2005年第3四半期の米企業決算は、原油価 格の高値更新を受けたエネルギー関連企業の業績拡大を追い風に、前年同期比 15%増益となりそうだ。予想通りなら、13四半期連続で10%を超える増益率を 達成することになり、少なくとも過去7年で最長の業績拡大となる。

大型ハリケーン「カトリーナ」のメキシコ湾岸直撃で域内の原油生産が落 ち込んだことから、原油価格は8月30日、過去最高値の1バレル=70.85ドル を付けた。エネルギー価格高騰や追加利上げを受け、景気や企業収益の減速懸 念が強まっている。

グレンミード・トラストの運用担当者、ゴードン・フォーラー氏は、「エ ネルギー関連セクターからは大幅増益決算が発表されてくるだろうが、広範囲 な増益は期待できない」と述べ、「金利と原油価格の上昇で、ほかのセクター はやや厳しい状況に置かれた」と指摘した。

ブルームバーグ・データによれば、S&P500種株価指数を構成するエネ ルギー企業29社の増益率は、株式時価総額を勘案したベースで、前年同期比 68%と見込まれている。

S&P500種業種別指数の中で、エネルギー関連以外の9業種で10%を越 える増益が見込まれているのは金融、工業、公共事業の3業種だけ。化学大手 デュポンなどを構成銘柄とする素材関連株は8.2%減益と、業種別で唯一利益の 減少が予想されている。消費関連株は0.7%増益となる見込み。

エネルギー価格上昇やインフレ懸念が嫌気され、S&P500種の年初来騰 落率はマイナス1.2%に低迷している。12日は前日比7.19ポイント安の1177.68 ポイントで終了。

トムソンによると、米最大の石油会社エクソン・モービルが今月発表する 第3四半期決算は、1株利益が1.42ドルと、前年同期の88セントから増加す る見込み。時価総額で米石油会社4位のオキシデンタル・ペトロリアムが10月 31日に発表する四半期1株利益は2.65ドル(前年同期1.88ドル)に増加する 見通し。

一方、デュポンなどの原材料メーカーは原油高から打撃を受けている。米 製鉄最大手のUSスチールは9月20日、ハリケーンの影響で天然ガス費用が急 増したため、利益が従来予想を下回るとの見通しを示した。トムソンによると、 USスチールが25日発表する第3四半期1株利益は77セント(前年同期は2.72 ドル)に減少する見込み。デュポンが25日発表する第3四半期1株利益は29 セント(同33セント)となる見通し。

--共同取材 ニューヨーク Rachel Katz アトランタ Mark Clothier シカゴ Joe Carroll  Darrell Hassler Editors:  A. Sullivan, Liedtka, Chan

kshugo@bloomberg.net      Editor:Kobari 記事に関する記者への問い合わせ先: シカゴ Kevin Orland (1) (312) 443-5946 korland@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Glenn Holdcraft (1) (609) 750-4616 gholdcraft@bloomberg.net.

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