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コロムビアやJR東海が高い、浮動株比率の上昇で買い需要に期待

コロムビアミュージックエンタテインメン ト、JR東海、武富士などが高い。東京証券取引所が3日の取引終了後に公表 したTOPIX採用銘柄の浮動株比率をみて、機関投資家などから買いが入る との期待が広がった。TOPIX連動型のパッシブ・ファンドは同比率に合わ せて個別銘柄ごとの組み入れ比率を調整するため、事前の公表値より同比率が 高まった銘柄に買い需要が発生するとみられた。

午前終値は、コロムビアが前日比4.2%高の125円、JR東海が同1.0% 高の91万1000円、武富士が同1.2%高の8800円、日東電工が同2.0%高の 6650円。

大和総研が3日にまとめた投資家向けリポートによると、今回、浮動株比 率の変更があったのは05年1-3月に決算を行った702銘柄で、同比率の変 動は平均で0.018ポイント、標準偏差で0.080だった。変更のあった銘柄の うち、プラス変化の大きかった銘柄のランキングは、1位が新生銀行、2位が コロムビア、3位がJR東海、イーアクセス、武富士、日東電工、佐田建設に なるという。

市場では「変動幅の大きかった銘柄に限り、若干、動きのあったところも あるが、浮動株比率自体は以前から公表されており、特段、話題にはなってい ない」(丸三証券投資情報部投資情報課の牛尾貴課長)との声も出ている。

TOPIXの浮動株指数への移行は3回に分けて行われる。市場では「理 論的にも、実証的にも、浮動株調整は前倒しで行った方が、絶対的なパフォー マンスが良い」(メリルリンチ日本証券の永吉勇人クォンツストラテジスト) と言われているため、第1回目の調整に向けて、先回りする動きが出ているよ うだ。

大和総研によると、9月30日時点におけるパッシブ運用ファンドの総額は 約16兆1545億円。同総研では「10月28日の引けに想定されるパッシブ資産 の入れ替えによる回転率は2.61%」(吉野貴晶チーフクオンツアナリスト)と 試算している。

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