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日産やホンダなどアジア勢好調、小型車がけん引-9月の米自動車販売

大手自動車メーカーが3日発表した米国 自動車販売統計によると、9月は日産自動車やホンダが小型車の販売を伸ばし た。ガソリン高を背景とした低燃費車への需要が、アジア勢のシェア拡大につ ながった。

日本と韓国のメーカーの9月の乗用車・ライトトラック販売台数は計50 万7597台と、前年同月に比べ10%増えた。日産は16%増、ホンダは12%増 だった。トヨタ自動車は10%増、韓国のヒュンダイモーターカンパニー(現 代自動車)は9.1%増となった。調査会社オートデータの概算によると、アジ ア勢の市場シェアは38.2%と、前年同月の32%から拡大した。

ジョージア州立大学のケン・バーンハート教授(マーケティング)は、ガ ソリン価格の高騰と、日本車は燃費が良いという消費者の認識が、トヨタ、日 産、ホンダの販売増につながったようだと指摘した。3メーカーの9月の乗用 車販売台数はいずれも20%以上の伸びだった。

バーンハート教授は「半年前と現在では、消費者の求めるものが劇的に変 化した」として、「現在、消費者が求めているのは低燃費だ。日本メーカーは、 日本車は低燃費だという人々の認識の恩恵に浴している」と述べた。

オートデータの概算によると、業界全体の販売台数は前年同月比7.6%減 少し、年率換算で133万台となった。SUV(スポーツ型多目的車)やピック アップ、ミニバンを含むライトトラックの販売台数は18%減少した。一方、 乗用車は6.3%増だった。独フォルクスワーゲン(VW)が3日に販売台数を 発表しなかったため、米国販売の最終統計はまだ出ていない。

米国勢では、ゼネラル・モーターズ(GM)が24%減、フォード・モー ターが19%減だった。独ダイムラークライスラーのクライスラー部門とメル セデス・ベンツ部門は3.7%増。

トヨタの9月販売台数は17万8417台と、前年同月の16万1793台から増 加した。同社によると、ガソリンと電力を併用して走るハイブリッドエンジン を搭載した乗用車「プリウス」とSUV「ハイランダー」、「レクサスRX 400h」の売れ行きが好調だった。9月のハイブリッド車販売はプリウスが 8193台、SUVが4828台の計1万3021台だった。小型車「カローラ」「マ トリックス」も12%伸びた。トヨタの市場シェアは2.1ポイント上昇し

13.4%となった。

日産自の販売台数(日産ブランドとインフィニティ・ブランド)は9万 3540台だった。ガソリン高で、燃費の良いコンパクトカー「セントラ」やミ ッドサイズセダンの「アルティマ」、SUV「ムラーノ」の販売が伸びたもよ うだという。一方で大型SUVの「アルマダ」や「インフィニティQX56」は 前月に比べて伸び悩んだ。日産のシェアは7%と、前年同月の5.6%から伸び た。

ホンダはホンダ部門とアキュラ部門を合わせ12万1163台に販売台数を伸 ばした。9月9日に投入した小型車「シビック」の新モデルが寄与した。燃費 を改善した新モデルの人気で、シビックの販売台数は前年同月比37%増とな り、月間の記録としては過去最高の3万165台を達成した。ホンダのシェアは

9.1%(前年同月は7.5%)に上昇した。

現代自は小型車「アクセント」の販売が64%増と好調で、シェアは2.9% と前年同月から0.5ポイント伸ばした。

フォード系列のマツダの9月の販売台数は5.4%増の1万9918台。三菱 自動車は2.5%減の9054台。富士重工業のスバル部門は1.6%増の1万6100 台。軽自動車大手のスズキは41%増の7131台。いすゞ自動車は71%減の656 台だった。

--共同取材: Bill Koenig Editors:Lear, Chan

akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: ロサンゼルス  Alan Ohnsman (1)(323) 782-4236 aohnsman@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Dave Versical (1)(248) 827-2944 dversical@bloomberg.net

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