中国SMICのCEO:「日本の半導体装置メーカーはサービス向上を」

半導体ファンドリー(受託生産)の中国最大手、 中芯国際集成電路製造(SMIC)のリチャード・チャン最高経営責任者(CE O)は26日、業界団体主催のシンポジウムで講演し、日本の半導体製造装置につい て「性能自体は素晴らしいが、レシピ(仕様書)の開示が不十分だ」と強い不満を 示した。そのうえで、「日本の装置メーカーは、装置の使用説明や技術指導などの 面で、もっとサービスを向上してもらいたい」と注文を付けた。

チャンCEOは「欧米の半導体製造装置メーカーは基本的なレシピを開示して いるのに対し、日本のメーカーは開示が足りない」と繰り返し指摘。また、アフタ ーサービスなどに関しても「欧米のメーカーは、当社の歩留まりを上げるために技 術者を派遣するなどサポートの体制がしっかりしているが、日本メーカーはそうで はない」と述べた。

このため、「装置そのものの質が高いのは日本製。しかし、このままの状況が 続けば、サポートがしっかりしている欧米メーカーにより多くの注文を出すことに なるだろう」と語り、要求に合ったサービスがなければ日本の装置メーカーは競争 に敗れる、と「警告」した。

一方、装置メーカー側から半導体メーカー側への問題提起として、大日本スク リーン製造の山野章常務が「最先端の製品開発で、投資負担が年々大きくなってい る。装置メーカーと半導体メーカー双方が連携し役割分担をすべき」と提案。東京 精密の長澤英二社長も「製造技術の微細化が進み、先端技術開発のバーはどんどん 高くなる。増大の一途をたどる研究開発コストをどのように分け合うか、具体的な 枠組みを考えるべきだ」と同調した。

SMICの26日終値は前週末比12セント(8.8%)安の1.33香港ドルで、 52週安値を更新した。

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