イハラケミが高い、第3四半期までの利益が通期予想上回り、上振れ期

イハラケミカル工業の株価が高い。13日 の業績発表で、経常利益、純利益が2005年10月期第3四半期までの累計で通 期見通しを上回っていることが確認され、業績上振れの期待が強まったようだ。 株価は一時、前日比21円(5.8%)高の386円まで上昇。午前10時4分現在、 16円(4.4%)高の381円。

通期の純利益予想は7億5000万円。これに対して第3四半期までの累計は 9億6400万円。4月中間期までで、経常利益、純利益ともに通期予想を上回っ ている。

農薬という製品の性格上、売り上げ計上は春に集中し、現在の第4四半期 は来年の田植えのシーズンをにらんだ仕込みの時期であるためコストが膨らみ 利益が出にくい。このため業績予想の上方修正は行わなかったが、市場での上 振れの期待は強い。

同社総務部の大竹秀夫氏によると、前期の第4四半期は純損益がほぼトン トンだったという。今第4四半期は、前年同期に比べ原料や燃料として使われ る石油価格の高騰がコストを押し上げる一方、毎年、第4四半期に行っていた 生産施設の定期修理を第3四半期に行ったことがコスト減少要因になるという。 同氏は具体的な金額は明らかにしなかった。

リテラ・クレア証券の井原翼情報部長は通期予想を上回る確率はかなり高 いとして、「上方修正は決算発表と同時に出さず、楽しみを後に残して置こう ということだろう」との見方を示した。

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