米マイクロソフト元幹部のグーグル移籍認める、職責には制限-州裁

米ワシントン州裁判所は13日、ソフトウ エア最大手、米マイクロソフトの元幹部がインターネット検索サイト運営の米 グーグルに移籍することを認める判断を下した。職責については制限を設けた。

ワシントン州裁のスティーブン・ゴンザレス判事は、マイクロソフトの幹 部だったカイフ・リー氏がグーグルの北京の研究開発センターに移籍すること を認めたものの、同氏が行える業務は同センターへの人材の採用にかかわるこ とだけとし、予算・報酬の設定や研究開発など他の業務にかかわることは禁じ た。両社は裁判所の判断について、双方とも勝利を宣言した。

リー氏は審理後に「今日から私は自由に活動できる」として、裁判所は「私 が職務を果たすことを認めた」と述べた。ゴンザレス判事は7月に、リー氏が 同センターを開設することを一時的に差し止める判断を下していた。裁判は 2006年1月まで続く予定で、13日の判断は裁判の終了まで効力を持つ。

裁判所はリー氏に、マイクロソフトとの期間1年の競業禁止契約が失効す るまでは、インターネット検索や自然言語関連技術にかかわることも禁じた。 マイクロソフトのトム・バート副社長は「裁判所がリー氏に認めた活動は非常 に限られている」と述べた。

ロサンゼルスで活動する雇用問題専門の弁護士、アンソニー・オンシディ 氏は、「グーグルが人材採用だけのためにリー氏を起用したとは思えない。研 究開発に携わることを想定していただろう」と話した。

グーグルは7月に、北京の研究開発センターを8月までに立ち上げる計画 のためにリー氏を起用。マイクロソフトはこれを阻むため提訴していた。

グーグルはまた、リー氏がマイクロソフト在勤中に合意した競業禁止契約 の無効を求め、米カリフォルニア州の連邦地裁に提訴している。

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