米国債(9日):上昇、燃料高で景気減速懸念が台頭-10年債4.12%

米国債相場は上昇した。ハリケーン「カトリ ーナ」襲来に伴うエネルギー価格高騰で景気が減速するとの見方が広がり、買い が先行した。

ブルームバーグ・ニュースがハリケーン「カトリーナ」の襲来後に実施した 調査で、エコノミストらは第3四半期(7-9月)の米成長率見通しを8月に実 施された前回調査から0.5ポイント下方修正した。

サンフランシスコ連銀のイエレン総裁は8日の講演で、金利が中立水準に一 層接近するなかで、「適切な金融政策は以前ほど明白ではなくなってきた」と述 べた。

キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後4時2分 現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイン ト)近く下落して4.12%。10年債(表面利率4.25%、2015年8月償還)価格 は約3/16上げて101となった。

利上げ休止も

金利先物動向によると、市場関係者は連邦公開市場委員会(FOMC)が年末 まで3回の定例会合のうち、2回の会合で追加利上げを決定すると予想している。 ハリケーン前には3回の会合すべてで利上げを決めるという予想が50%織り込 まれていた。

シティグループの金利ストラテジスト、ジム・コリンズ氏(シカゴ在住)は 「利上げ休止の可能性がまったくないと予想する人は、恐らくやや早とちりと言 えるだろう」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースが8月31日から9月8日にかけて、エコノミス ト57人を対象に実施した調査によると、今年末の10年債利回り予想は4.5%と 前回の4.6%から低下した。

同調査によると、第3四半期(7-9月)の米成長率は3.6%の見通し。前 回調査では4.1%が予想されていた。一方、同四半期の消費者物価指数(CPI) 上昇率の見通しは3.5%と、前回調査の3%から引き上げられた。

アリージエンス・アセット(クリーブランド)の投資ストラテジスト、ブラ イアン・スタイン氏は「ハリケーンにより、連邦準備制度は非常に困難な状況に 置かれている。視界不良の中で飛行するようなものだ」と述べた。

--共同取材: Brian Sullivan in New York, Nicholas Reynolds and Shamim Adam in Singapore, and Michele Batchelor in Hong Kong. Editor: Farrand, Burgess. Editors: Burgess.

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