安川電機株が反発、台風14号による懸念は解消―業績上振れ期待も

安川電機株が3営業日ぶりに反発。6日の 取引では本社や生産現場の集中する福岡県北部への台風14号の直撃で操業を 停止したため下落したが、被害は事実上皆無で7日から操業を再開したのを受 けて買いが先行している。ハイテク関連需要の回復に伴うメカトロ製品による 業績上振れ期待も株価を支えている。

この日の安川電機株の取引は買い気配で始まった。午前9時10分ごろに 前日比25円(3.0%)高の863円で寄り付いた後も買い優勢の展開が続いてい る。6日の取引では一時55円(6.2%)安の832円と日中ベースで7営業日ぶ りの安値をつけた。

広報部の村田晋氏によると、同社は台風による交通麻痺で従業員が出勤で きなくなるのを見越して5日時点で6日を振り替え休日とし、10日の土曜日を 代わりに出勤日とした。北九州市内2カ所(ロボットやモーター)と福岡県行 橋市(システム製品)の工場はいずれも障害は発生しておらず7日から通常操 業を開始した。

市場では、ハイテク関連需要の回復に伴い、安川電機の業績がメカトロ製 品で上振れすると期待されている。野村証券金融経済研究所の森脇崇アナリス トは、「これまで自動車工場向けロボットが業績をけん引してきたが、世界的 なハイテク市場の回復で半導体や液晶の製造工程に用いられる軽量サーボモー ターの受注が増える」として、安川電機の今期営業利益は212億円と会社予想 205億円を上回るとみている。純利益予想も96億円(会社予想70億円)、E PS38.2円(30.3円)を見込む。2007年3月期は純利益で前期比44%と急増、 EPS54.9円を予想しており、「機械セクター平均17倍を下回る」ため投資 判断「2」としている。

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