【個別銘柄】エルピーダ、ソフバンク、イー・アクセス、参天薬

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

エルピーダメモリ(6665):5.4%安の3150円。NECと日立製作所が 30日、それぞれが保有する同社株の一部を上期中に売却すると発表したこと で、需給悪化懸念が広がった。

ソフトバンク(9984):2.4%高の5610円。一時190円(3.5%)高 の5670円まで上昇し、年初来高値を更新した。先行投資が収益を圧迫してき たが、収益重視の路線に転換したため業績改善期待が強まっている。米国の年 金大手が株式を買い増して第2位株主に浮上したことも、こうした期待を裏付 けると事象ととらえられ、上値を追う展開になった。

イー・アクセス(9427):14%高の8万300円。同日午後にモバイル事 業に関して緊急の記者会見を実施すると発表したことがきっかけとなり急騰し た。

コスモ石油(5007):4.7%安の549円。3700万株の公募増資などを 通じた総額392億9000万円の資金調達計画を発表。増資によって市場に流通 する株式が増えれば、株式の希薄化や需給悪化につながるとの懸念が広がった。

オプテックス・エフエー(6661):初値は56万8000円。31日、大証 ヘラクレスに新規上場した。公募価格は37万円。公募・売り出し株数2600 株(オーバーアロットメント分を含む)。

参天製薬(4536):7.4%高の2845円。緑内障用の新薬への期待が高い ほか、ドライアイ薬も伸びており中期的な成長力が買い材料になったようだ。 メリルリンチ日本証券が30日付で同社を「買い」に新規格付けしたことも買 い安心感を高めた。同証券は目標株価を3500円とした。

日立造船(7004):4.7%高の157円。将来の成長事業として位置づけ ている有機EL(エレクトロルミネッセンス)製造装置事業に本格参入するこ とを好感して買いが優勢になった。

三井製糖(2109):14%高の421円。東証1部上昇率ランキングでトッ プ。免疫抑制剤「FTY720」の寄与などをはやした個人投資家などが値動き の良さに着目して買い注文を入れたようだ。

アサヒビール(2502):3.9%高の1363円と2日続伸。産業再生機構 傘下のカネボウから飲料子会社の株式を取得するとの報道を受け、買い注文が 先行した。日本経済新聞によると、カネボウは99%の株式を保有している子 会社の清涼飲料メーカー、エルビー(愛知県東海市)をアサヒビールに売却す る。売却金額は100億円弱とみられるという。

東急不動産(8815):2.2%高の619円。94年8月以来の高値を付けた。 午前の取引終了後に、特別目的会社(SPC)を通じたオフィスビル売却に伴 い、配当収入180億円を計上するため、2006年3月期の中間期と通期の利益 予想を上方修正したことが反発のきっかけとなった。

オリコン(4800):3.1%高の16万7000円。音楽配信事業でCD小売 り5社と提携するとの報道が好感され、買い注文が集まった。日本経済新聞に よると、オリコンが山野楽器(東京都中央区)や、すみやなどAV(音響・映 像)ソフト小売り5社と音楽配信事業で提携する。ダウンロード可能な楽曲は 約11万曲。

武田薬品工業(4502):1.2%高の5970円。一時、前日比110円 (1.9%)高の6010円まで買い進まれ、2001年6月以来の高値圏に回復し た。主力の抗かいよう剤「プレバシッド(米国商品名)」の後継に相当する 「TAK-390MR」の米国臨床試験が最終段階に進んだことが評価された。

TBS(9401):0.7%安の2130円。同社が電通や三井物産などを引受 先とした買収防衛を含む株主安定効果を狙った第三者割当増資を実施するとの 一部報道を受け、需給悪化懸念から売り優勢となった。同社は午後3時に増資 計画を発表した。

千趣会(8165):3.0%高の1117円。午後の取引時間中に2005年12 月期の連結業績予想を上方修正したことが好材料視された。子会社がゴルフ事 業をゴールドマン・サックスに譲渡することに関連し、減損損失を譲渡損とし て計上。これによる税効果で、今期の純利益予想を6億円と従来予想の2億円 の3倍に引き上げた。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)(4756):4.1%高の 3540円と52週高値を更新。レンタル業界でM&A(買収・合併)が広がる なか、CCCによるM&Aを期待して買いが先行した。

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