カスミ、千葉銀など、つくばエクスプレス関連が高い-経済効果3兆円

東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶつ くばエクスプレスが24日に開通するのを控え、関連銘柄を物色する動きが広 がっている。茨城県地盤のスーパー、カスミや住宅ローン需要の期待される地 銀各行の株価が上昇している。つくばエクスプレスの開通で3兆円弱の経済効 果があるとの試算も支援材料だ。

SMBCフレンド証券投資情報部の長岡良治課長代理は、「沿線開発によ るゼネコン(総合建設会社)、不動産、銀行、流通業に注目しており、沿線で のマンション開発に強い長谷工コーポレーションや地場スーパー大手カスミ、 そして千葉銀行、関東つくば銀行、常陽銀行などに期待が広がっている」と指 摘する。

23日の午前終値は長谷工が7円(2.3%)高の308円、積水ハウスが32円 (2.7%)高の1238円、カスミ24円(3.5%)高の719円、千葉銀行14円 (1.7%)高の827円、関東つくば銀27円(3.2%)高の880円、常陽銀行22 円(3.6%)高の636円。柏市やつくば市および東京・南千住で商業施設を開 発している三井不動産は4円(0.3%)安の1467円にとどまったが、過去1カ 月間で16%と急騰している。

ちばぎん総合研究所によると千葉県内の波及効果は1兆4231億円、関東 つくば銀行によると茨城県内では1兆2578億円。両県内で建設中の住宅が完 売するとの前提で、千葉県で10万4400人、茨城県10万2000人の人口増を見 込んでいる。

都心から40キロ圏内の1平方メートル当たりの地価を比較すると、東 京・立川30万4000円、神奈川・相模原23万5000円に対して茨城県・守谷は 7万6300円と圧倒的に安い。「事実上未開の田畑に近い状態のため魅力的な 住宅地として開発余地が大きい」(関東つくば銀総合企画部の美留町英充・広 報室長)と期待される。

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