常陽銀が大幅続伸:つくばエクスプレス開通で沿線住宅ローン期待

茨城県地盤の地銀、常陽銀行が一時26円 (4.2%)高の640円と大幅続伸。みずほインベスターズ証券投資情報室の石川 照久部長は、「24日に開通するつくばエクスプレスで沿線住宅ローンの急増が見 込まれる」と指摘する。

8月に入り海外投資家の内需株物色で銀行株が買われているが、TOPIX 銀行株指数が0.13%と反落するなかで常陽銀の上昇幅が際立っている。

常陽銀・経営企画部の田中勉氏によると、沿線住宅需要の増大を見越し、隣 接する千葉県の柏市に住宅ローンの相談員を駐在させているほか、茨城県のつく ば市などの支店内にローン専門部署を設置し、ローン需要の取り込みを図ってい る。来年2月には守谷市の支店をつくばエクスプレスの新駅前に移転してローン 専門部署も同時開設する。

東京・秋葉原とつくば市を結ぶつくばエクスプレスは、沿線自治体や経済界 が出資する第三セクター、首都圏新都市鉄道(東京都台東区、高橋伸和社長)が 運営。全20駅あり秋葉原・つくば間を快速で45分で結ぶ。千葉県の柏市や流山 市で常磐線から離れた地域のアクセスが飛躍的に改善されるため、住宅建設が進 む。

流山おおたかの森駅(秋葉原から快速で25分)ではオリックス・リアルエ ステートと東京建物が共同でマンションと一戸建ての複合開発を進めている。東 京大学や千葉大学のキャンパスおよび国立がんセンターなどが近い柏の葉キャン パス駅(秋葉原から最短30分)では三井不動産が約800戸のマンション分譲を 計画中だ。

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