東燃ゼネ:中間連結純利益19%増-マージン悪化で通期下方修正(2)

米エクソン・モービル傘下の東燃ゼネラ ル石油は22日、2005年6月中間期の連結純利益が前年同期比19%増の148 億円になったと発表した。パラキシレンなどの石油化学事業が好調だった。ブ ルームバーグ・ニュースが算出した4-6月期の純利益は同78%増の84億円 だった。

ただ石油製品のマージン(製品価格と原油コストとの差)が上期に大幅悪 化したため、05年12月通期の純利益見通しは350億円(従来予想は400億 円)に下方修正した。

6月中間期の連結売上高は、同19%増の1兆3249億円。国内燃料油の販 売量は同7%増の1661万キロリットルで、ガソリンが5%、灯油は24%、軽 油も15%伸びた半面、C重油は8%減。石油化学製品は同1%増の134万ト ン。

営業利益は同37%増の220億円。石油化学部門が261億円に拡大した半 面、石油部門は39億円の営業赤字に転落。石油部門では原油価格を産地の積 荷時点で認識しているため、マージンが大幅に悪化した。また04年末以前の 在庫を取り崩したことで在庫評価益163億円が発生しており、在庫評価を除い た実質ベースの連結営業利益は57億円(前年同期は179億円)だった。

12月通期見通しを下方修正-上期の石油マージン悪化響く

在庫評価を除いた実質ベースの12月通期の営業利益見通しは460億円 (従来予想650億円)で、内訳としては石油部門の営業赤字が81億円(上期 実績は204億円の赤字)、石油化学の営業利益は541億円(同261億円)。 原油価格は横ばい、在庫評価の押し上げ部分は90億円を前提としている。

この日東証で記者会見したウイリアム・ボガティ取締役は、石油化学事業 について「かなり楽観的な状態が続く」との認識を表明。石油製品の下期マー ジンについても、04年度下期および前回予測からはやや下回るものの、「上 期よりはかなり良い」との見通しを示した。

東燃ゼネラル石油の株価終値は前週末比13円(1.1%)高の1234円。

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