米ゴールドマン、年初来のIPO幹事で1位-73億ドル手掛ける

東欧最大の携帯電話サービス会社を傘下に持つ ロシアのAFKシステマ(モスクワ)は2月、同国最大の新規株式公開(IPO) を実施した。クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)と米モルガン・ スタンレーが幹事を務めた。

ロシアではさらに5社がIPOを計画しており、2005年の規模は過去最高とな りそうだ。ロシアの活況を受けて、欧州のIPO総額は7月半ばまでで前年同期に 比べ23%増の312億ドル(約3兆4450億円)に達した(ブルームバーグ・データ)。 欧州での通年のIPO総額が過去最高の897億ドルに達した2000年以来で最高の ペースとなっている。

LMFセルビツィ・フィナンツィアリ(スイス)で運用に携わるフィリポ・デ ルカ氏は「世界の景気や企業の景況感が相対的に良好となっていることから、IP Oは今後も増えるだろう」と話している。

一方、アジアのIPO規模は前年同期比12%増の234億ドル、米国は同4.6% 増の266億ドルとなっている。

アジアで今年最大の案件は、中国最大の石炭会社、神華能源のIPOで、米メ リルリンチとドイツ銀行、中国国際金融(CICC)が幹事を務めた。第2の規模 だった交通銀行のIPOでは英HSBCホールディングスと米ゴールドマン・サッ クス・グループが幹事だった。

ブルームバーグ・データによると、交通銀行を含め、ゴールドマンが手掛けた 案件の総額は年初来で73億ドルとなり、投資銀行各社のなかで1位。手数料でも、 同社は世界で3億3500万ドルを稼ぎ、1位となっている。

年初来の世界のIPO引き受けで2位はCSFBで、総額は71億ドル。その うち約半分は欧州の案件で、同社は欧州のIPO市場でも2位に浮上した。

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