ソフバンク株続伸:約7カ月ぶり5000円台回復-黒字化と中国戦略評価

ADSL(非対称デジタル加入者線)通信事業国 内2位のソフトバンクの株価が商いを伴って4日続伸、約7カ月ぶりに取引時間中の 5000円台を回復した。同社の連結営業損益の黒字化見通しや中国戦略などが前週から 引き続き市場で評価され買いが膨らんでいるようだ。売買代金は日本市場で首位となっ ている。

株価は午前10時30分現在、前週末比130円(2.6%)高の5060円で推移している。 一時は2.8%高の5070円まで買われる場面もあった。株価5000円台回復は1月19日 以来。約7カ月ぶりとなる。売買代金は460億円と日本市場全体でトップ、出来高は 901万株。取引時間中の年初来高値は1月17日の5140円。

丸八証券の細井克己企業調査部部長は「先週、通期業績の黒字化や中国でのネット 関連での関係強化策を打ち出してきたことを評価した買いが続いているようだ。今後も この動きは当面継続するはず」とみている。

また、独立系投資顧問のマーケット・アンド・テクノロジーズ代表取締役、内山俊 隆氏は「日本買いとの見方が強まり、このところ海外からの資金が通信関連銘柄などに 大量に流れてきているようだ。その受け皿として材料をタイミングよく出してきたソフ トバンクにこの日も資金が集中しているようだ」と指摘する。「相場は大きな意味での 転換点にあり、ソフトバンクの今後5500円を当面は目指す動きが期待できる」との見 通しを示した。

ソフトバンクの孫正義社長は10日の第3四半期業績の発表の席上で通期の営業利 益の黒字化を確約した。実現すれば5期ぶりとなる。また11日には同社の関連会社ア リババ・ドットコム、米ヤフーと中国でのインターネットビジネスで戦略的な提携を結 ぶことで合意したと発表している。

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