きょうの【注目株】花王、Fリテイリ、三井鉱山、住友ゴム、USEN

15日の【注目株】は以下の通り。

花王(4452):大手家庭用品メーカーの花王の株価動向が注目されそうだ。 13日付の毎日新聞朝刊は、産業再生機構によるカネボウとカネボウ化粧品の支援 企業選定で、最有力候補とみられる花王が米大手投資銀行のゴールドマン・サッ クス証券と連合を組む方向で調整していることが12日、明らかになったと報じ た。一次入札は15日に締め切られるが、両社は別々に参加し、その後2、3次 入札に向けて連携していくと見られる。ゴールドマンは花王のM&A(企業の合 併・買収)のアドバイザーを務めている。

ファーストリテイリング(9983):日本経済新聞社は12日、ファースト リテイリングを26日に日経平均に採用すると発表した。セブン‐イレブン・ジ ャパン、イトーヨーカ堂、デニーズジャパンが共同持ち株会社設立に伴い上場廃 止になるため、上場廃止日に新たに採用する。

3社の持ち株会社セブン&アイ・ホールディングスは9月2日に日経平均に 採用される。8月26日から9月1日までの5営業日は、224銘柄で日経平均を 算出することになる。日経平均に採用されると、指数に連動する運用を目指すパ ッシブファンドの投資家からの買い注文が期待でき、またそうした買い注文が入 るのを見越した取引が膨らむ公算が大きい。

三井鉱山(3315):同社が12日発表した2006年3月期・第1四半期 (2005年4-6月)の連結決算は、純利益が前年同期比2.1倍の38億8000 万円となった。第1四半期の売上高は5%減の410億円、経常利益は55%増の 39億7000万円だった。一部事業からの撤退や連結子会社の減少で売上高が落ち 込む一方、世界的な粗鋼生産の増加によるコークス需要の拡大が増益要因となっ た。

住友ゴム工業(5110):同社が12日発表した6月中間連結決算は、純利 益が120億円と前年同期の2.7倍に拡大した。主力のタイヤ事業が国内と輸出 用ともに好調で、原材料価格の高騰もコスト削減でカバーした。

中間期の売上高は2306億円と前年同期比で6.3%増えた。タイヤ部門で高 付加価値製品へのシフトが進んだ結果、同部門で9.8%増収になった効果が大き い。ゴルフやテニスといったスポーツ部門は市場の冷え込みなどで9.2%減収に なった。通期(2005年12月期)の純利益は200億円と前年同期比で4.3%増 の従来予想を維持した。原材料価格の一段の上昇など経営環境は楽観視できない が、引き続き増収とコスト削減などで前期以上の利益を確保する意向だ。

USEN(4842):13日付の日本経済新聞朝刊は、USENはナムコ子会 社の日活の買収を断念する方針を固めたと報じた。優先交渉権に基づいて交渉し てきたが、15日にナムコに白紙撤回を申し出るとしている。情報源は明示してい ない。同紙によると、ゲーム事業に経営資源を集中させるため日活売却を表明し たナムコに、日活の労働組合が反発。USENは日活従業員の反発を押し切って 強引に買収しても相乗効果が見込めないと判断したという。

篠崎屋(2926):豆腐や豆乳の製造、販売や和食レストランを手がける篠 崎屋の株価動向が注目されそうだ。中華料理チェーン店の大秦(東京都中央区) 株式33.5%を取得して持分法適用会社にすると発表した。取得先はバリュー・ リンク(東京都千代田区)で、株券引渡しは19日。

篠崎屋は豆腐を中心とした創作料理などを提供する和食店を展開しているが、 外食事業を拡大するため新業態への進出を検討していた。今回の株式取得で、小 売事業においても新たな中華ブランドの惣菜などの販売を手がけたい考え。

すかいらーく(8180):同社が12日発表した6月中間連結決算は、純利 益が20億2000万円と前年同期比で36%減少した。顧客の要望にあった店舗や サービスへの切り替えが遅れて、既存店の売り上げが低迷した。新出店も計画割 れになっている。中間期の売上高は1831億円と前年同期比で3.3%減った。天 候不順に加えて、改善対応が遅れたことで顧客数が回復しなかった。出店は計画 の78店に対して実績は63店と遅れている。通期(2005年12月期)の純利益 は従来予想通り、74億円と前年同期比で0.8%増とほぼ横ばいに回復するとみ ている。

キッコーマン(2801):同社が12日に発表した2005年度第1四半期(4 -6月)連結業績は、海外でしょう油関連品の販売好調に推移し増収を確保した ものの、飲料事業の不振や北米子会社の決算期変更による販売管理費増加が響き 純利益は前年同期比8.9%減の23億円となった。売上高は同1.7%増の833億 円、営業利益は同7.8%減の38億円、経常利益は同2.8%減の39億円だった。

同社広報IR部の三好糸衣氏は減益について、米国子会社の決算期を変更し たため「今4-6月業績の比較は前期の1-3月と行っている。4-6月は広告 投資が多い時期であるため費用が増加した格好になっている」と説明。一方、増 収については「北米を中心にしょう油などの販売がよかった。国内も『つゆ』や 『たれ』などしょう油関連品は好調だった」と述べた。

ひらまつ(2764):2005年度第3四半期(04年10月-05年6月)連結 業績は、事業強化のための人件費増加などにより本業の儲けを示す営業利益が前 年同期比50%減の2億3400万円だったと発表した。「アルジェントASO」な ど2店舗の新規出店が奏功し売上高は同9.4%増の45億円を達成。一方で、利 益減少は、こうした新規出店の費用や婚礼営業を強化するための人件費増が響い た。経常利益は同45%減の2億3200万円、純利益は同43%減の1億2200万 円。

大平洋金属(5541):同社は12日、ステンレス向け需要の伸びやニッケ ルの市況高が業績拡大につながるため、2005年9月中間期と2006年3月通期 の連結業績予想を上方修正した。純利益予想は、中間期で84億1000万円(従 来予想67億8000万円)、通期は128億円(同119億円)に引き上げた。売上 高予想も、中間期は376億円(同336億円)、通期は666億円(同625億円) に増額修正した。中国でのステンレス鋼材の需要低迷など業績への圧迫要因がみ られるものの、2005年4-6月(第1四半期)の好調が業績の押し上げ要因に なるとしている。

日本航空(9205):機体のトラブルが絶えない日本航空の株価動向が注目さ れる。12日夜、福岡空港発ホノルル行きのJALウェイズ機のエンジンの1つが 炎上し、多数の金属片が落下した。日本航空によると、この事故で、同空港周辺 の地上にいた大人1人、小中学生4人の計5人が軽いけがをしたという。16人 の乗客と13人の乗員にはけがはなかった。

同機は12日午後7時45分に福岡空港を離陸したが、すぐに同空港に引き 返した。13日昼のNHKニュースによると、昨夜行われた警察の捜索では、3セ ンチ四方の金属片が数十個回収され、13日の捜索でも新たに200個余りの金属 片が見つかったという。

みずほフィナンシャルグループ(8411):13日付の朝日新聞朝刊は、みず ほフィナンシャルグループが個人向け営業を中心とする新店舗100店を08年3 月末までに出店すると報じた。みずほの戦略転換を機に、メガバンクが店舗拡大 路線へ転換する可能性があるとしている。この計画は、金融庁に12日提出した 経営健全化計画に盛り込んだとしている。

三井物産(8031):13日付の読売新聞朝刊は、2007年度から新規事業者 2社程度に開放されるテレビBS(放送衛星)デジタル放送に、三井物産と大手 番組供給会社のジュピター・プログラミング、家電量販大手ビックカメラ系の日 本ビーエス放送、映画専門のスター・チャンネルの4社が参入を検討しているこ とが12日、明らかになったと報じた。情報源は明示していない。

トヨタ自動車(7203):13日付の日本経済新聞朝刊は、トヨタは南アフリ カ共和国にある車両組み立て生産子会社の生産能力を2007年に年間20万台に 倍増すると報じた。今春から生産を開始した国際戦略車「IMV」を増産し、欧 州市場向けの輸出拠点とするとしている。情報源は明示していない。

同紙によると、増産するのは「IMV」シリーズのピックアップトラック車 と多目的スポーツ車(SUV)で07年に年間11万-12万台を生産する計画。 主力生産車のカローラを上回る生産規模になるとしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE