米ヤフー:中国電子商取引のアリババと資本提携交渉-10億ドルを提示

ポータル(玄関)サイト大手の米ヤフー は10日、中国の電子商取引最大手アリババ・ドット・コムの株式33%を、株 式と現金合わせて10億ドル(約1110億円)で取得する方向で交渉中であるこ とを明らかにした。アリババへの出資を通じ、2007年までに3倍への成長が 見込まれている中国電子商取引市場への参入を狙う。

匿名の経営幹部によると、ヤフー(カリフォルニア州サニーベール)は中 国子会社の株式100%をアリババ株取得のために提供すると申し出た。提携が 実現すれば、アリババがヤフーの中国業務を引き継ぐ。

中国のインターネット利用者数は約1億人。米国に次いで世界2位。これ までに検索エンジン運営のグーグルや競売サイト運営のeベイが中国進出を計 画している。中国のインターネット調査会社、iResearchによると、 中国の電子商取引利用者数は2004年の1200万人から、07年には3500万人に 膨らむと予想されている。

TCWグループ(ロサンゼルス)のアナリスト、アンソニー・バレンシア 氏は、「戦略的に非常に重要な市場であり、ヤフーとしては足場を築く必要が ある」と指摘。「当面は様子を見守りたい。巨大な市場であることに間違いは ない」と付け加えた。TCWグループは6月の時点でヤフー株5780万株を保 有。機関投資家としては3位の規模。

10日の米国株式市場でヤフー(ナスダック公開)の株価は上昇。現地時 間午後零時7分現在、前日比57セント(1.7%)高の34.63ドルで推移してい る。

米金融専門局CNBCが10日に報じたところによると、両社は11日に記 者会見を予告している。

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