新日鉱:4-6月期連結純利益は2倍-価格効果、通期据え置き(2)

石油・非鉄主力の新日鉱ホールディングス は10日、2005年4-6月期の連結純利益が前年同期比2倍の289億円になっ たと発表した。原油や銅価格の上昇を受けて、石油部門と資源金属部門の収益 が伸びた。9月中間期の業績見通しは上方修正したものの、06年3月期の純利 益見通しは従来予想(610億円)を据え置いた。

4-6月期の連結売上高は前年同期比15%増の6369億円、営業利益は同 75%増の366億円。このうち資源金属部門の営業利益は同13億円増の53億円。 銅価格の上昇を受けて製錬関連事業が好調を持続。チリ銅鉱山の持ち分収益が 拡大し、同部門の経常利益をさらに押し上げた。石油部門の営業利益は同139 億円増の270億円。このうち在庫評価の効果は165億円(前年同期は78億円) に拡大した。この一方、電子材料と金属加工の2部門は減益。携帯電話などI T(情報技術)業界の調整に伴い、電子部品向け銅はく事業などが不振だった。

この日都内で記者会見した木原取締役は、四半期決算について「銅や原油 価格の上昇効果が大きい」と説明。製錬など銅の川上事業は高い利益を上げた が、石油事業の増益要因としては在庫評価の影響が大きく「在庫評価を除くと 厳しい」と語った。

中間期の連結純利益見通しは480億円(従来予想は360億円)に上方修正 した。石油部門は在庫評価益が膨らむ一方で、自家燃料コストの転嫁が進んで いないため、厳しい状態が続く。このため「実質的には、銅事業の収益力向上」 (木原取締役)によるところが大きいとしている。中間期のドバイ原油価格は バレル当たり50.5ドル(従来予想は45ドル)、銅価格はポンド当たり157 セント(同140セント)にそれぞれ修正した。

新日鉱ホールディングスの株価終値は、前日比23円(3.4%)高の707円。

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