クレディ・スイス:4-6月期は37%減益-富裕層向け事業が低調

スイスの銀行2位、クレディ・スイス・グル ープが3日発表した第2四半期(4-6月)決算は、前年同期比で37%減益と なった。富裕層向けのプライベートバンキング事業の収益が落ち込んだ上に、投 資銀行部門が訴訟関連の準備金積み増しで赤字を計上したことが響いた。

純利益は9億1900万スイス・フラン(約803億円)と、前年同期の14 億6000万フランから減少した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリス ト11人の予想中央値(13億7000万フラン)も下回った。

投資銀行部門クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)は主要 なインスティチューショナル・セキュリティーズ部門で4億800万フランの赤 字となった。破たんした米エネルギー大手エンロンなどが絡んだ民事訴訟向け準 備金積み増しで6億2400万フランを計上したことが響いた。

同社は発表文で「こうした措置によって、訴訟向け準備金は、確実で適度に 見積もり可能な訴訟費用に関する現時点でのわれわれの査定額を十分に反映して いる」と説明した。

オズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO)は2007年までに利益を 4割増の80億フランにする目標の達成のため、富裕層向け資産運用事業からの 利益に依存している。同事業は昨年、同社全体の利益の5分の2余りを稼ぎ出し た。

4-6月期のプライベートバンク部門の純利益は前年同期比13%減の5億 8100万フランにとどまった。

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