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先進国で最も脆弱な銀行業界を抱えるのは日本やドイツなど―フィッチ

英米系格付け会社フィッチ・レーティング スは26日、先進国で最も脆弱(ぜいじゃく)な銀行業界を抱える国として、ド イツとオーストリア、日本、アイスランド、サンマリノを挙げ、中でも最悪は日 本だとするリポートを発表した。

フィッチは、銀行システムのほぼすべての資本枯渇につながる連鎖的銀行危 機を予測する手法を開発。同手法は、危機を引き起こす可能性のある外部要因の 分析と、銀行格付けを結び付けたもの。この研究結果を今後は各国の信用格付け に生かしたいとしている。

こうした銀行危機について、フィッチは過去30年間に100件あったとし、 一番最近の例としてアルゼンチンを挙げた。

ドイツの銀行について、フィッチは、旧東ドイツとの統合後の「融資バブ ル」が崩壊した後、高水準の不良債権を抱えていると指摘。さらに「激化する」 競争や「欧州で最低の利息マージン」に苦しんでいるとした。また、「構造的な 問題についての進展は遅く、ドイツ経済は依然として低迷している」との見方を 示した。

このリポートはシニアディレクターのリチャード・フォックス氏とマネジン グ・ディレクターのゲリー・ロールクリフ氏が作成し、内容をインタビューで確 認した。両氏ともにロンドン在勤。

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