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米社債発行市場:週起債規模は4カ月ぶり高水準-ジャンク債は5倍強

27日までの週の米社債発行市場では、スイ スの銀行2位クレディ・スイス・グループやアルミニウムメーカー2位、カナ ダのアルキャンなどが計184億ドル(約1兆9900億円)を起債した。調達コス トが低下するなかで、1週間の起債規模として4カ月ぶりの高水準となった。

クレディ・スイス傘下のクレディ・スイス・ファースト・ボストン(CS FB)USAは20億ドルの変動利付3年債を起債した。アルキャンは10年債、 30年債を合わせて8億ドルを調達した。ブルームバーグ・データによると、先週 の起債規模は1月28日までの週の261億ドル以降で最大。前週の85億ドルに 比べ倍以上に増えた。

米10年債利回りが2月以来の低水準となり、社債スプレッド(米国債との 利回り格差)は2週連続で縮小、調達コストが低下したことが、発行増につな がった。

先週、1998年以来初めて起債した測定機器メーカー、サーモ・エレクトロ ンの財務責任者、ケネス・アピサーノ氏は「発行市場に戻ってくるにはよい環 境だった」と述べた。

メリルリンチによると、投資適格級社債の平均スプレッドは先週、4ベー シスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)縮小し105bpで終了。2週連 続の縮小は3月4日までの週以降で初めて。平均利回りは5.03%となり、3月 8日以降最低となった。

チャールズ・シュワブ・インベストメント・マネジメントのポートフォリ オマネジャー、スティーブン・ハング氏は「スプレッドはこれから幾分拡大す るだろう」と分析、「発行体は『起債には今しかない』」と考えたのだろうとみ ている。

ジャンク債の起債は5倍強の26億ドルに増えた。JPモルガン・ハイ・イ ールド指数によると、ジャンク債スプレッドは週初の3日で23bp縮小して

4.28bpとなった。

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