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鉄鉱石や石炭の価格は少なくとも2年は高値圏で推移へ-ゴールドマン

メルボルンに拠点を置くゴールドマン・サ ックスJBWereのアナリスト、ポール・グレイ氏とアンドルー・ギブソン氏 は19日付のリポートで、鉄鉱石とコークス用炭の価格は、アジアの鉄鋼メーカ ーの需要を背景に、少なくとも今後2年間は最高値圏で推移し続けるとの見方を 示した。

両アナリストは、冷延薄板や鋼板など高品質の鉄鋼製品の価格は「引き続き 上昇する」と予測。さらに、「日本の一貫工場は、高品質の鉄鋼製品に対する国 内需要に対応するためにフル回転している。これは高品質の原材料の使用を伴う ものであり、供給は抑制されている」と指摘し、最高品質の製鉄用原材料は価格 よりも入手できるかどうかが重要な要素となっていると述べた。

鉄鉱石市場の有力企業であるコンパニア・バレ・ド・リオドセ(CVRD) とBHPビリトン、リオ・ティント・グループの3社による年間契約により、鉄 鉱石の指標価格は4月1日に71.5%上昇。コークス用炭も2倍以上に値上がり した。

高品質の鉄鋼製品の価格が上昇している一方で、熱延コイルなどの比較的低 品質の製品の中国からの供給増加などから、値下がりしているという。冷延製品 のアジアでの価格は熱延製品よりも40%高い。

両アナリストによると、原材料コストや燃料費が高騰しているものの、JF Eホールディングスや新日本製鉄など日本の鉄鋼メーカー5社の今年の利益は 14%増加する見通し。日本の製鉄所で生産される粗鋼の約45%は、高品質の製 品に分類されるという。

両アナリストはまた、「中国に十分な生産能力のない鉄鋼製品は引き続き値 上がりする」と指摘した。中国は今年、熱延コイルの輸出が輸入を上回る見通し だが、冷延コイルで同国が輸出超過となるのは2008―09年ごろだという。

--共同取材 東京 Julie Tay Editors: Gosman, Carrigan.

kshugo@bloomberg.net      Editor:Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: メルボルン Tan Hwee Ann (61) (3) 9228-8736 hatan@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Keith Gosman (61) (2) 9777-1245 kgosman@bloomberg.

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