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イー・アクセス株下げ止まらず、ADSL軸の収益鈍化-成長期待後退

収益予想を前日に発表してストップ安(値幅制限 いっぱいの下落)になったイー・アクセスの株価が下げ止まらない。一時前日比で7% 弱値下がりしている。主力のADSL(非対称デジタル加入者線)事業の伸びが鈍化し て収益も実質的に横ばいの見通しであることから、これまでの成長期待が後退する形で 売り注文が膨らんでいる。

株価は一時前日比4800円(6.7%)安の6万7100円まで下げた。前日は取引時間 中に発表した決算を受けてストップ安となる1万円(12%)の下落となり、連日の大幅 安になる。株価水準は昨年1月27日(6万7000円)以来ほぼ1年3カ月ぶりの安値に なる。午前9時55分現在で同2800円(3.9%)安の6万9100円で取引が進んでいる。 値下がり率は東証1部16位。

イー・アクセス株の下落について市場は「ADSL市場の飽和で顧客が伸び悩み、 売り上げと営業利益が実質的に横ばいになる。これまでの成長プレミアムが剥げ落ちて いる」(クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券会社の早川仁アナリスト)とみ ている。

12日発表した今期(2006年3月期)の収益予想は、売上高が前期比1%増の585 億円、営業利益は同25%減の70億円、当期利益は71%減の27億円。営業利益は携帯 電話参入費用、当期利益はさらに法人税支払いが加わり減益になる。

ただ、携帯参入費を除いても営業利益は前期比で2.1%増にとどまる。早川氏は 「売上高、営業利益ともに前期とほぼ変わらない」と評価しており、これまでの急成長 が株価に織り込まれていることから、目先の株価にはまだ下落余地があると予想した。

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