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クレディ・スイス:1-3月期は増益、富裕層向け業務が寄与(2)

スイスの銀行2位、クレディ・スイス・グル ープが4日発表した第1四半期(1-3月)決算は、前年同期比で2.6%増益と なり、利益は少なくとも過去2年で最高となった。富裕層向けのプライベート バンキング事業とスイスの個人向け銀行業務部門の好調が寄与した。

純利益は19億1000万スイス・フラン(約1680億円)と、前年同期の18 億6000万フランから増えた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト 10人の予想中央値(15億9000万フラン)も上回った。

クレディ・スイスは、第2四半期(4-6月)に市場が減速したとの認識 を示し、「市場環境の悪化は顧客の活動を減速させ、事業規模を縮小させる公算 が大きい」と述べた。その上で、市場環境は下期に改善するとの見通しも示し た。

第1四半期は、同業のスイスのUBSと同様に、富裕層向けの資産運用業 務からの収益拡大が、投資銀行部門の減益を補った。証券部門クレディ・スイス・ ファースト・ボストン(CSFB)のM&A(企業の合併・買収)助言、トレー ディング、証券引き受け事業の利益は13%減の5億4000万フランだった。

プライベートバンク部門の第1四半期利益は、1%増の6億8500万フラン。 スイスのリテール(小口)銀行業務の利益は、45%増の2億7400万フランだっ た。保険部門ウインタートウルの損害保険事業は21%増の1億2500万フラン。

オズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO)は、CSFBと他の銀 行事業との統合によりコスト削減と利益拡大を実現し、2007年までに利益を80 億フラン超と、2004年の56億3000万フランから引き上げることを目指してい る。同CEOは2004年12月に、CSFBが2007年の利益に、全体の38%に相 当する30億フランを貢献するとの目標を示した。また同社は、再編の一環とし て保険部門ウインタートウルを売却する方針も明らかにしている。同社は3日、 グルーベルCEOを同部門会長に指名した。

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