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クレディ・スイス:1-3月期決算は増益、富裕層向け業務の好調で

スイスの銀行2位、クレディ・スイス・グル ープが4日発表した第1四半期(1-3月)決算は、富裕層向けのプライベー トバンキング事業と個人向け銀行業務部門の好調が寄与し、増益となった。

純利益は19億1000万スイス・フラン(約1680億円)と、前年同期の18 億6000万フランから増えた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト 10人の予想中央値(15億9000万フラン)も上回った。

同社は、第2四半期(4-6月)に市場が減速したとの認識を示し、「市場 環境の悪化は顧客の活動を減速させ、事業規模を縮小させる公算が大きい」と 述べた。その上で、市場環境は下期に改善するとの見通しも示した。

第1四半期は、同業のスイスのUBSと同様に、富裕層向けの資産運用業 務からの収益拡大が、投資銀行部門の減益を補った。オズワルド・グルーベル 最高経営責任者(CEO)は、事業統合と収益性の高い顧客の重視により、2007 年までに利益を80億フラン超と、2004年の56億3000万フランから引き上げる ことを目指している。

プライベートバンク部門の利益は、1%増の6億8500万フラン。スイスの リテール(小口)銀行業務の利益は、45%増の2億7400万フランだった。証券 部門クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)のM&A(企業の合併・ 買収)助言、トレーディング、証券引き受け事業の利益は13%減の5億4000万 フラン。

同社は2004年12月、証券部門のクレディ・スイス・ファースト・ボストン(C SFB)を、ほかの銀行事業に統合する事業再編計画を発表。グルーベルCE OはCSFBが2007年の利益に、全体の38%に相当する30億フランを貢献す るとの目標を示していた。また同社は、再編の一環として保険部門ウインター トウルを売却する方針も明らかにしている。同社は3日、グルーベルCEOを 同部門会長に指名した。

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