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米ファンドマネジャーに懸念広がる、株安で投資家心理悪化-バロンズ

米経済紙バロンズ最新号(5月2日号)によ ると、米国のファンドマネジャーの間では、ダウ工業株30種平均やS&P500 種株価指数の年初からの下落基調が、投資家心理や米経済見通しを悪化させて いると懸念されていることが同紙の調査で分かった。

シャンプレーン・インベストメント・パートナーズの運用担当者、バン・ ハリシス氏は、過去数年間の過剰な個人消費や破産法の厳格化が家計の引き締 めにつながると指摘し、年末までにダウ平均は9700ドル、S&P500種は1060 まで下落すると予測した。同氏はバロンズ紙に対し、「期待されていた大幅な景 気回復は実現していない」とし、「慎重になるべき時が来た」と指摘した。

ダウ平均の4月29日終値は年初に比べて5.5%安い1万192ドル51セント。 S&P500種は同4.5%安の1156.85ポイント。

バロンズ紙によると、ファンドマネジャーの選んだ出遅れ株は金融株だっ た。金融当局は1年近く続く金融引き締め策を継続しており、金利上昇が銀行 の利ざやや収益率の足かせとなりかねないためだという。同調査ではまた、グ ーグルやeベイ、ヤフーなどのインターネット株は最も割高との見方も示され た。

コロンビア・ワンガー・アセット・マネジメント(運用資産220億ドル) のラルフ・ファンガー社長は同紙に対し、自動車メーカー大手ゼネラル・モー ターズ(GM)が抱える多額の年金債務やインセンティブ(販売奨励金)の必 要性が同社の業績を引き続き悪化させると指摘した。

バロンズ紙の調査に回答した米国のファンドマネジャーの現金比率は、

9.6%と、昨年秋の調査の7.7%から上昇した。インフレ抑制とリセッション(景 気後退)誘発回避を目指す米連邦準備制度が今年の相場の鍵を握ると同紙は分 析した。今後1年間の追加利上げを予想した回答者は全体の9割を超えた。

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