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証券業界からの強い圧力で5証券株売却-プリヴェ再生の松村社長(2

企業の再生・再編などを手掛けるプリヴェチ ューリッヒ企業再生グループの松村謙三社長は4日のインタビューで、同社が買 収の方針を表明していた中堅証券5社の買収を中止し、株式を関連会社に売却し たことについて、「売却を決めたのは業界内からの強い圧力がかかり、他のディ ールにも大きな影響が出ることを懸念したためだ」と説明した。その上で、「決 してキャンセルではない、将来にわたって買収を諦めたわけではない」と強調し た。

同グループは丸三証券、いちよし証券、水戸証券、東洋証券、高木証券の中 堅証券会社5社の株式を5%以上取得。3月14日に松村社長が会見して、高利回 り債券、劣後ローン、優先株式などのミドルリスク・ミドルリターンの金融商品 を扱うメザニンファイナン市場の創設を目指し、5社の買収を進めていることを 表明した。株価取得が明らかになった2月14日から3月25日まで水戸証券が 30%上昇するなど、5社の株価は軒並み値を上げた。同グループは30日になっ て、友好的買収ができないとして保有する5社の買収を中止すると発表。これら 保有株式を関連運用会社のプリヴェチューリッヒアセット・マジメントに28日に 売却したことを明らかにした。

松村社長はインタビューで、、配当落ち日の28日早朝の立ち会い外取引を 利用して高値で売却したとの批判があることについては、「売却先はグループ会 社のプリヴェチューリッヒアセット・マネジメントであり、売却後の値下がりに よってグループでは損失を被っている」と強調した。 。

さらに、株価が上がるとの思惑で3月14日に中堅証券5社の買収会見をし たとの批判については、「会見したのは批判の多いMSCB(転換価格修正条項 付き転換社債)の方が通常の増資よりも株主へのダウンサイドリスクが少ないと いうことを説明したかったためだ」と語り、株価の値上がり狙いではないと主張 した。

プリヴェチューリッヒ企業再生グループの3月期の連結業績見通しについて は、「まだ精査していないが、現段階では業績修正は必要ないと思っている」と 述べ、1月中旬に下方修正した連結純利益40億円という見通しから30%以上か い離することはないとの見方を示した。

プリヴェの4日株価終値は前週末比17円(3.7%)安の437円。

--共同取材 東京 小笹俊一 Editor:Okubo

Peter Hannam (81)(3)3201-8342

phannam@bloomberg.net

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