OSG株が小動き、増産間に合わず下振れるも、中間期ではばん回へ

精密工具メーカーのOSGの株価が小動 きに推移。自動車メーカー向け需要の急拡大に生産が追いつかず前日発表した 四半期決算は計画を下回ったが、期間工のトレーニングなどで中間・通期の計 画は達成できるとの会社側の説明に市場の見方は悲観的でもないようだ。

午前のOSGの株価終値は前日比3円(0.2%)安の1493円。朝方は3円 (0.2%)高の1499円で取引を開始。高値は12円(0.8%)高の1508円、安 値は11円(0.7%)安の1485円だった。

OSGの2005年11月期第1四半期(04年12月-05年3月)の営業利益 は前年同期比30%増の27億円、純利益は同28%増の15億円だった。当初は 31億円程度の営業利益を狙っていた。

IR・経理担当の鈴木信史氏によると、増産のため昨年11月末は171人 だった期間工・派遣社員数を2月末は217人まで増強。「週休2日で2交代制 の現状ではフル生産の状況を続けているが、計画に追いつかなかった。3月に トレーニングを実施した効果もあり増産ピッチは上がっている」という。

同社の正規従業員は1700人だが、タップ(ねじ切り)など精密切削工具 がトヨタ自動車など自動車メーカー向けに好調なため、期間工・派遣社員の増 強で対応している。

野村証券の森脇崇アナリストは、「計画未達は期間工の熟練度に起因する 一時的なもので第2四半期以降ばん回できる。エンジン加工など高精度の要求 されるタップでの技術力をベースとした収益拡大が今後も期待できる」として 投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続している。

会社側の05年11月通期予想は売上高が748億円(前期比13%増)、営業 利益140億円(27%増)、経常利益138億円(31%増)、純利益74億円 (31%増)、EPS(1株利益)79.61円(32%増)。

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