きょうの【注目株】:ニッポン放関連、JFE商、不動産、日CMK

28日の【注目株】は以下の通り。

ニッポン放送関連:フジテレビジョン(4676)、ライブドア(4753)、ニッ ポン放送(4660)、ソフトバンクインベストメント(8473)の株価動向に市場の 関心が集まりそうだ。ライブドアとフジテレビは27日夜に、ニッポン放送を含め た今後の関係について協議を継続していることを「あらためてお知らせする」と発 表した。

フジテレビの筆頭株主になったソフインベの北尾吉孝・代表取締役CEОは 27日放送のテレビ番組で、ライブドアの堀江貴文社長と28日に会う予定を明らか にした。会談が実現すれば、ニッポン放送をめぐるライブドアとフジサンケイグル ープとの争いの妥協点について話し合う可能性が高いとみられる。

ただ、27日の別番組では、ライブドアの熊谷史人取締役が、28日の堀江・北 尾会談について「99%行わない」とのコメントをしたと報じている。27日夜のラ イブドアとフジテレビの発表は、北尾氏と堀江氏の会談の実現に微妙な影響を及ぼ しそうだ。また27日付の朝日新聞朝刊は、フジが買収防衛で取引先50社に自社 株取得の要請を行っていると報じている。

JFE商事HD(3332):鉄鋼商社のJFE商事ホールディングスの株価動 向が注目される。同社は25日、海外コイルセンターや資源事業の強化などを柱と した中期経営計画を発表。最終07年度の連結経常利益として290億円と04年度 予想260億円の12%増を目指す。連結売上高は2兆円(04年度は1兆4900億 円)を目指しており、これはJFEスチールの粗鋼生産量が年間3000万トンに拡 大することを前提としている。

不動産株:2005年の公示地価が事前の想定通り回復傾向を示したことで、不 動産関連株に引き続き関心が集まりそうだ。

クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券の大谷洋司シニアアナリストは、 地価下げ止まりの背景を「ノンリコースローンを中心とした銀行のファイナンス機 能が復活したからだ」と分析。低金利を背景に不動産業向け銀行貸出金伸び率が04 年第4四半期に約5年ぶりに増加に転じたことを紹介。「今後は不動産市況の改善 が見込める」と述べている。

日本CMK(6958):プリント配線板などの電子部品を製造する日本CMK の株価動向に注目が集まりそうだ。携帯電話や最新の家電製品に採用されはじめた 「ビルドアップ多層配線板」(小型化・薄型化に対応するプリント配線板)の拡大 に伴い、収益構造の改善が進むとみられている。

コスモ証券投資調査部の西川裕康シニアアナリストは25日付で日CMKのカ バーを開始。投資判断を5段階評価の2番目に相当する「Bプラス」とした。

西川氏によると、ビルドアップ基板の営業利益率(04年3月期実績)は18%。 両面基板や一貫多層基板の営業利益率が5-10%となっているのと比べると好採算 だという。

三菱電線工業(5804):電線や情報通信機器製造の三菱電線工業の株価動向 が注目される。同社は25日、特殊光ファイバー製品、LED(発光ダイオード) など成長性の高い事業を伊丹制作所から尼崎事業所に集約することに伴う特別損失 を計上するため、2005年3月期通期の経常損益、純損益を下方修正した。

連結純損益は従来5億円と予想していた赤字が140億円に膨らむ見通し。経 常損益は9億5000万円(従来予想1億8000億円の赤字)となる。一方、売上高 は従来予想より31億円増額し856億円を見込む。

三菱マテリアル(5711):非鉄大手の三菱マテリアルの株価動向に注目が集 まりそうだ。同社は25日、2005年3月期の連結経常利益予想を500億円に、連 結売上高予想を9700億円にそれぞれ引き上げた。海外のセメント事業の好調、 自動車関連製品の販売の伸び、銅価格の上昇による海外銅鉱山事業の好業績が寄 与する。連結純利益予想は150億円で据え置いた。従来予想は連結経常利益が 470億円、連結売上高は9400億円だった。

クボタ(6326):農業機械や産業機械の製造大手のクボタの株価動向に注目 が集まりそうだ。小型農機や建機など内燃機器の米国での伸びやパイプ事業の収 益改善などを背景に業績好調が見込まれるなか、株価のバリュエーションは低位 にとどまっているとの見方が出ている。

UFJつばさ証券の小宮泰一シニアアナリストは22日付のクボタのリポー トで、クボタについて「底固い業績推移、低位にあるバリュエーションや、収益 管理能力及び財務安定性が高い点を考案すれば、中期的で有望な投資対象」と指 摘。主力の北米向けのトラクタ需要環境についても、高水準の米国住宅着工や住 宅購買意欲の高さなどで懸念要因は少ないとみている。

大和総研の田井宏介シニアアナリストはこのほど発表したリポートの中で、ク ボタについて「北米向けトラクタは増加基調が継続」とし、さらに「パイプ事業な どの『オールドエコノミー事業』における収益性は大幅に改善」と指摘。

日興コーディアルグループ(8603):28日付の日本経済新聞朝刊の報道によ ると、日興コーディアルは海外戦略を強化する。今夏までに、日興コーディアル証 券がインドに駐在員事務所を開設するほか、中国でも事務所を増やす。また、投資 事業を手掛ける日興プリンシパル・インベストメンツはオーストラリアに現地法人 を設立する。同グループは、国内リテール(小口)事業が軌道にのったため、イン ドをはじめ成長が見込める海外での拠点を整備して収益拡大を目指す。

三井物産(8031):28日付の日本金融新聞は、同社が資産流動化のアドバイ ザリー業務に参入したと報道した。第1弾として東京・吉祥寺の駅前に立つビル2 棟の流動化案件でアドバイザーを務めたという。住友商事も資産流動化事業への参 入を計画しており、金融機関との競争が激化する可能性があるという。

USEN(4842):27日付の日本経済新聞朝刊は、有線放送大手のUSEN が映画や音楽など500番組を家庭のパソコンに無料配信するブロードバンド(高速 大容量)放送を4月から開始する、と報じた。収益源はインターネット広告やCM にするという。このサービスで、視聴希望者はUSENに登録する必要があるが、 一定の通信速度を確保できれば、好きな番組を見たいときに視聴することが可能に なるとしている。

川崎重工業(7012)、双日ホールディングス(2768):28日付の日本経済 新聞朝刊の報道によると、川重と双日は共同で、ベトナム最大規模のセメント製造 プラントの建設事業を受注した。受注額は明らかにしていない。

同紙によると、両社はベトナム国営総合建設会社がベトナム北部のクアン ニン省に建設するセメント製造プラントのうち、中核となる原料の破砕・焼成 設備を共同受注した。月内にも工事に着工し、2007年末にも完成の予定という。

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