プリヴェ再生社長:中堅証券買収でCB300億円発行、新市場創設へ

企業の再生・再編などを手掛けるプリヴェチュー リッヒ企業再生グループの松村謙三社長は14日午後、東証で記者会見し、UBS証券 が全額引き受けで新株予約権付社債(CB)を300億円発行すると発表した。同社は、 いちよし証券、丸三証券、水戸証券、東洋証券、高木証券など中堅証券5社の株式取得 を進めており、調達資金は買収目的に充てる方針だ。

松村社長は会見で、証券会社の買収の目的として、高利回り債券、劣後ローン、優 先株式などのミドルリスク・ミドルリターンの金融商品を扱うメザニンファイナンス市 場を日本で創設し、地方の富裕層にこれまで日本になかった新しい金融商品を提供した いとの意向を表明した。

さらに、そのためには販売するための証券会社が必要だとして、「既に大量保有報 告書で明らかになっている5社の証券会社以外にも2社程度買い進めているが、基本的 にはこの5社の株式を買い進め、株式の過半数を取得するつもりだ」と述べた。

ただ、あくまで友好的な買収を前提にしており「友好的な買収でなければ結果的に 上手く行かない」との見方を示した。松村社長は、買収を進めている証券会社の大株主 や経営陣がかたくなに拒んだ場合は、買収の意向をあきらめる選択肢もあると明言した。

また、証券会社の株式取得は、短期的な利幅を狙ったものではなく、将来の新市場 を設立など、米国などに比べて遅れているファイナンス環境の整備などを視野に入れ、 この分野でのリーディングカンパニーとしての地位を占めたいとの意向を示した。その うえで、これまでのプリヴェ再生が実施してきた他の分野での企業買収で重視してきた 「信用」を維持しながら、プリヴェ再生の株式価値をより増大させることにつなげたい と説明した。

14日のプリヴェの株価終値は前週末比15円(2.7%)高の562円。

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