ヘッジファンド:04年収入は過去最大の総額250億ドル-CSFB調べ

米モルガン・スタンレーや米ゴールドマ ン・サックス・グループなど世界の大手投資銀行は2004年に、ヘッジファンド 関連事業で過去最高の総額250億ドル(約2兆6040億円)を稼ぎ出した。ス イスのクレディ・スイス・グループ(CSFB)が9日に公表したリポートで、 推定値として示した。

CSFBのアナリスト、マーク・ルビンスタイン氏は、同収入額は前年を 20%上回り、証券業界全体の約8分の1に相当すると指摘している。同氏はイ ンタビューで「ヘッジファンドは投資銀行が成長する重要な源の1つであり、収 入は今後も増加が見込まれる」と語った。

米コンサルタント会社のヘッジファンド・リサーチによると、世界のヘッジ ファンド運用資産総額は現在ほぼ1兆ドルと、1990年の380億ドルから大き く拡大。株式相場が2000年3月以降に下落して以来、資産家は株式・債券相場 の上昇、下落を問わず、ヘッジファンドに資金投入する傾向を強めている。

CSFBのルビンスタイン氏は、ニューヨークとロンドン両証券取引所の1 日取引のうち最大50%、さらに転換社債取引の70%以上はヘッジファンドが占 めると指摘。また国際決済銀行(BIS)が集計した統計によれば、外国為替市 場の1日平均取引は2004年4月末までの3年間に57%拡大し、このうちの多 くはヘッジファンドが影響している。

CSFBによると、現在のヘッジファンドの数は約7500と、1990年の推 計2000から大幅に増加した。UBSは、昨年末時点の運用資産額が460億ド ル以上とヘッジファンド・マネジャーとして世界最大。

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