【きょうのチャート】金利上昇で貯蓄率も上昇へ-クレディ・スイス

クレディ・スイス・ファースト・ボストン(C SFB)のエコノミストらは、金利上昇と住宅を担保とした資金調達の減少に より、米国の貯蓄率は今年上昇するとみている。

ここ数年における低金利下での住宅価格上昇で、米国民の資産に住宅が占 める割合は過去50年で最高水準に達している。同時に、住宅保有者が価値の上 昇した住宅を担保とした資金を調達し、消費に回すなかで、貯蓄率は低下して きた。

CSFBの金利調査責任者、ドミニック・コンスタム氏はリポートで、「家 計の貯蓄率の低さは資産価値の上昇を反映しているが、近年は価値が住宅資産 に集中している」と指摘。金利上昇とともに住宅資産価値の上昇ペースも鈍化 し、住宅保有者に貯蓄増を迫る公算が大きいの見方を示した。

める不動産資産の割合を示す。

過去50年の間に、割合は25%から32%に上昇した(傾向を示す赤い線)。 1990年代後半(オレンジの四角)の割合低下は、1995-2000年の株価上昇と一 致している。

最新の四半期の数字である35.5%は、平均値プラス1標準偏差(上から2 番目の青い線)を超えている。1977-1990年も、このラインを超えている。

コンスタム氏は4日付のリポートで、「住宅の買いやすさと販売件数は密接 に関連している」と書いている。同氏の分析によると、可処分所得に対する住 宅担保借り入れの割合が1ポイント低下すると、貯蓄率は0.93ポイント上昇す る。

全米抵当貸付銀行協会(MBA)の9日の発表によると、3月4日までの 1週間の住宅ローン申請指数は、借り換えの減少が響き前週比0.7%低下し

704.8と、4週連続で低下した。

借り換え指数は4.6%低下の2176.8と、1月2日終了週以来で最低だった。 住宅ローン借り換えにより、住宅を担保に消費のための資金を得る行動が後退 していることが示された。

金利先物の動向は、3月22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25 ポイント利上げ予想を示唆している。

--共同取材: Victor Epstein 、 Alexandre Tanzi Editor: O'Reilly

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