UBS、JPモルガンなど:米株市場から資金流出、ドル需要減退傾向

UBSとJPモルガン・チェース、ステー ト・ストリートは、それぞれの顧客動向を基に、米国株式市場から「大量の」 資金流出傾向が見られ、ドル需要が減退していると指摘した。

ステート・ストリート(ロンドン)のシニア・ストラテジスト、マイケ ル・メトカーフ氏は、「米株式市場からの純資金流出額はドル相場にとって問 題だ」とし、「米経済の大幅成長期待は、こういった投資家の動きに反映され ていない」と述べた。

同氏は、過去20日間のステート・ストリートの顧客動向によると、米株 式市場からの資金流出額が昨年10月以来で最大になったと述べた。また、U BSのストラテジスト、ベネディクト・ゲルマニエ氏は前日発表したリポート で、同社顧客の米国株式は純売却額が先週12億ドルとなった一方で、欧州株 式は純購入額が13億ドルにのぼったと指摘した。

ドルはユーロに対し2月7日に3カ月ぶり高値に達して以来、約5%下落 している。同相場はニューヨーク時間午前10時20分現在、1ユーロ=

1.3365ドル。

JPモルガン(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、レベッカ・パター ソン氏は、「過去数日間の動きから、欧州株式への純資金流入額が増加した一 方で、国外投資家が米国株式を売り越していることがうかがえる」とし、「国 外投資家はドル建て資産から資金を引き揚げ、資産の多様化をだんだんと進め ている。この傾向は続くであろう」と述べた。

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