世界の処方薬売上高:昨年は7%増、6年ぶり低い伸び-米調査会社

米医薬品調査会社IMSヘルスによれば、 2004年の全世界での処方薬の売上高は前年比7%増の5500億ドル(約57兆 5700億円)となった。安価なジェネリック(後発医薬品)の利用が広まった ことと、米国でのインフルエンザの流行が限定的だったことから、売上高の 伸び率は6年ぶりの低水準にとどまった。

IMSが9日までに発表した資料によれば、米国とドイツ、カナダ、英 国ではジェネリック医薬品が処方薬全体の30%を占めた。子供の自殺行為と の関連が指摘されている抗うつ剤の売上高は1.3%増の203億ドル。前年の 伸び率は10%だった。

IMSのマリー・エイトケン上級副社長は8日のインタビューで、「世界 中のどの国も医薬品支出の伸びを抑える方法を模索している。全体の伸び率 の水準は緩やかだが、一部では依然として伸びている」と述べた。

IMSは全世界の医薬品売上高が向こう5年間にわたり6-9%増加す ると予想。医薬品メーカーの処方薬売上高は2003年が10%増、2002年は 9%増だった。

IMSによれば、2004年は、医薬品最大手の米ファイザーの「リピトー ル」など抗コレステロール薬の売上高が前年比12%増の300億ドル強となっ た。がん治療薬の売上高は17%増の240億ドル。7つのがん治療薬の売上高 がそれぞれ10億ドルを超えた。

--共同取材:プリンストン Juliann Walsh サンフランシスコ Marni Leff Kottle Editors: Simison

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE