JPモルガン:M&A事業をスピンオフへ-銀行業務との利益相反回避

米銀2位のJPモルガン・チェースは1 日、企業M&A(買収・合併)を手掛けるJPモルガン・パートナーズ(資 産規模130億ドル=1兆3555億円)をスピンオフ(分離・独立)する計画 を明らかにした。本業の銀行業務よりもM&A業務の利益を優先にしている と顧客が不満を示したことが背景。

発表資料によると、スピンオフは、JPモルガン・パートナーズが運用 するファンドの投資を完了した時点で実施する。

企業買収会社、テキサス・パシフィックのビル・プライス共同創設者は 約1カ月前、JPモルガン・パートナーズとの競争が激化するなか、JPモ ルガン本体との引き受けや資金調達に関する取引を控えざるを得ないと表明 していた。テキサス・パシフィックは過去に英医薬品会社の買収で、JPモ ルガン・パートナーズに敗れたことがある。

デロイト・トウシュのパートナー、マーク・パチッティ氏は、「業界で 生じるこの種の摩擦はこれまでも多く語られてきた」と指摘、「M&Aを手 がける企業は銀行にとって重要な収入源だ」と話した。

1日付のウォールストリート・ジャーナル紙は、JPモルガン・チェー スが来年、JPモルガン・パートナーズを本体から分離すると報じた。

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