ゴールドマンなどによるヘッジファンド業務寡占はリスク-アナリスト

サンフォード・C・バーンスティーンのア ナリスト、ブラッド・ヒンツ氏は25日のインタビューで、米モルガン・スタン レーとゴールドマン・サックス・グループ、ベアー・スターンズの3社がヘッ ジファンド向けの業務で大きな市場シェアを握っているために、同業務に参入 する他社が無理な条件を提示し、リスク上昇につながっているとの見方を示し た。

同氏は「新規参入組はマージンローン(証券担保融資)の料金を下げたり、 同じ担保に対してより多額を貸し付けたりしている」とリスクの高まりを指摘 した。

ヒンツ氏の概算によると、大手3社はヘッジファンド向けのプライムブロ ーカー業務でそれぞれ10億ドル(約1050億円)超の収益を上げており、投下 した資金に対する利益率は18-23%に上っている。プライムブローカーはヘッ ジファンド向けに、売買執行に加え貸し株や融資、決済、証券保管などのサー ビスを一括して提供する。

ヒンツ氏によると、同業務について米国で上位3社を追撃しているのはス イスのUBSと米シティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BOA)。海外で はドイツ銀行とUBS、クレディ・スイス・グループが3社に続いている。

ヒンツ氏は、ウォール街の各社は株式関連手数料収入の約30%をヘッジフ ァンドから得ており、この割合は向こう数年で35%まで上昇すると見込まれる ことから、各社はプライムブローカー業務を重視せざるを得ないと指摘。業界 での利幅押し下げ圧力は続くとの見通しを示した。

--共同取材:

akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: 香港 L 記事に関するエディターへの問い合わせ先:

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE