米サンディスク:メモリー事業で提携拡大考えず-東芝との合弁重視

メモリカード最大手の米サンディスク・コーポ レーションのエリ・ハラリCEO(最高経営責任者)は24日、今後、アジア地域での フラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能なメモリー)事業拡大に際し、 提携先拡大の可能性について「東芝との合弁生産工場に100%集中しているので、そん な余裕はない。考えてもいない」と述べた。会見後、ブルームバーグ・ニュースの質問 に答えた。

サンディスクは、東芝のNAND型フラッシュメモリーを生産する三重県四日市 市工場に1160億円を出資するなど、深い協業関係にある。その一方で、サムスン電子 からもメモリの供給を受けている。現状、サンディスクは、約70%を東芝の四日市工 場から、残りの約30%をサムスン電子とルネサステクノロジから、それぞれメモリを 調達しているが、ハラリ氏は会見で、「現状、この枠組みを特に変える必要はない」と 述べ、東芝との合弁を重視する考えを示した。

調達先3社のなかで、サンディスクが多額の出資をしているパートナーは東芝の み。ハラリ氏は「NAND型メモリーで世界最高の技術を持っているのは、サムスンと、 東芝-サンディスク連合の2社しか存在しない」としたうえで、「東芝と当社には、記 録容量が8ギガビット(ギガは10億)のチップを作る技術があるが、サムスンはまだ 4ギガビットまでだ」と説明、東芝と組むほうが技術的に優位性があると説明した。

東芝とサンディスクは、デジタルカメラや携帯音楽プレーヤー向けなどに需要が 拡大しているフラッシュメモリーの増産計画を21日に発表したばかり。これに関連し て、ハラリCEOは「需要拡大が続けば、四日市工場で数年内に第4棟の建設も検討し たい」と意欲を見せたが、構想の中身については「まだ“夢”の段階で、具体的には何 も考えていない」とした。

一方、価格下落の厳しいメモリーの市況については「当社でも、2004年10-12 月期は、7-9月期に比べ単価が34%も下落した」としたものの、「コストは年35- 45%削減しており、メガバイト当たりのコストは1セント。価格下落は、市場拡大の ためにも必要なことであり、問題視していない」と述べた。

--共同取材 高頭大祐 Editor:Murotani

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